岸のぶちよ家系図騒動のHP時系列整理 「家系図」「ドメイン世襲」は問題なし

2023年2月3日に岸信夫前防衛相が体調不良を理由に衆院に辞職願を提出したことを受けて、長男の信千世さんが衆院山口2区の補欠選挙に立候補する意思を表明しました。

信千世さんの政治家としての公式サイトが開設されましたが、そのプロフィールに掲載されていた「家系図」がアベガーの人によって批判され、それらのツイートを利用してスポーツ紙などが批判記事にして炎上しています。

話題のサイトは https://kishi-jpn.com/ です。

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ドメインはkishi-jpn.com

ドメインの「kishi-jpn.com」は2003年6月9日に取得されたものです。

このドメインのサイトを時系列で追ってみます。

https://kishi-jpn.com/ はもともとは、参議院議員(当時) 岸信夫さんの公式サイトでした。

2005年11月のトップページのキャプチャー

それが衆議院議員 岸信夫さんの公式サイトとなって、

2020年5月のトップページのキャプチャー

で、立候補予定の長男の信千世さんのホームページになったのですね。

2023年2月12日のキャプチャー

話題になった「家系図」はこのページの「プロフィール」の部分にありました。

2023年2月12日のキャプチャー

「家系図」が野党政治家などに批判されると、

「家系図」の文字を削除、

2023年2月13日のキャプチャー

そしてついには「家系図」そのものを削除しています。

2023年2月13日のキャプチャー

そして現在(2月14日)はメンテナンス中となり、サイトが見れなくなっています。

2023年2月14日のキャプチャー

衆議院議員 岸信夫さんの公式サイトは、どこへ?

元の衆議院議員 岸信夫さんの公式サイトは、どこへ行ったかというと、

https://nobuo.kishi-jpn.com/

に移転しています。

しかし、この「nobuo.kishi-jpn.com」は、「kishi-jpn.com」のサブドメインであって、ドメインを新しく購入されたわけではありません。

「○○○.com」(独自ドメイン)を本体ドメインとしたとき、「△△△.○○○.com」のように本体ドメインの先頭に文字列を挿入して作る無料のドメインがサブドメインです。

独自ドメインがひとつあれば、複数の無料のサブドメインを作ることができます。

例えば、楽天では「rakuten.co.jp」という独自ドメインに対し「travel」や「books」といった文字列を前につけてサブドメインとして使用しています。

なお、「nobuo.kishi-jpn.com」のページには、「岸信夫 Official Web Siteは4月末で閉鎖いたします。」と書かれています。

岸信夫さんの公式サイトは削除予定のようです。

「家系図」の何が問題か?

「安倍・岸一族の家系図」というものは、毎日新聞ですら、図を掲載しています。

ウィキペディアにだって載っています。

つまり、有権者が知るべき情報と毎日新聞は判断しているわけです。

そのような特別な一族の家系図を本人が掲載したとして、何が問題なのでしょうか?

理解に苦しみます。

「ドメインも世襲」の何が問題か?

「ドメインも世襲(笑)。ドメインくらい自前で用意しろ。」という批判もあります。

この批判も的外れではないかと思います。

ドメインは毎年、料金を支払って買って(借りて)いるものです。

「kishi-jpn.com」は使うのをやめてしまえば、他の人に取られてしまうだけです。

同じ「岸」なのですから、第三者に譲り渡す必要もなく、「岸信夫 Official Web Site」の閉鎖にともない、そのまま使用するのは当然のことです。

これも、ドメインのことをよく知らない人の、批判のための批判ではないかと思います。

要するに批判されるとすぐに該当部分を削除するのが悪いのです。堂々としていればいいだけです。



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