【考察】青山繁晴さんの「手から金粉が出た」のエピソードは事実と思われます

KAZUYAさんが取り上げてしまったので炎上している、青山繁晴さんの「盛っている」疑惑のエピソードについて検証と考察をしてみます。

実は、以下略ちゃんは青山繁晴さんの曜日の虎ノ門ニュースはほとんど見ていなくて、他の青山繁晴さんの動画なども国会中継を除いては、ほとんど見たことがありませんでした。

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KAZUYAさんがいう「盛っている」疑惑

今回取り上げるのは、KAZUYAさんが「盛っている」として問題にしたもののうち、次の2本です。

  1. 一時期、腕全体から金粉が出た。
  2. 原稿を書く時は4台のパソコンを立ち上げ、別々のものを書きつつ、パソコン画面を見ずに、無音の映画を2種類、上映しつつ、音楽を流しながらやっている。

 

「一時期、腕全体から金粉が出た」について

KAZUYAさんは、アンチが作った切り取り動画を見ているようですので、元の動画をていねいに見てみました。

https://youtu.be/kTPhUB2eCqo?t=468

 

「資源というのはいくらあってもコストが高ければ資源ではない」という話の流れの中で、次のような金粉エピソードが出てきます。

  1. 子どもの時に、家族と川にピクニックによく行った。川に手を入れると手のひらに金粉が付いた。
  2. 僕はある時まで、手から金粉が出た。僕だけではないと思う。共同通信の記者の時代も、ずっと手から金粉が出ていた。
  3. 共同通信を辞める直前に夢を見た。何かの取材で徹夜がずっと続いていて、いったん家に帰って子供と一緒に寝ていたら、子供が動くから半分目覚めた状態で、左の手のひらから金の玉が出て、空中を回って、右の手のひらに入った。
  4. 目が覚めて、それ以来、金粉が一切出なくなった。

 

1 子どもの時に、川に手を入れると手のひらに金粉が付いた

このエピソードは、砂金と金雲母の話だと思います。

川には、砂金が採れる川があります。上流に金鉱脈があると、下流に細かい砂金があったりします。

ただ、「金」は重いので(K24の比重は19.32)川に手を入れただけで手に付くことはありません。手に付いたということであれば、それはおそらく「金雲母」(きんうんも、phlogopite、フロゴパイト)です。(金雲母の比重は2.8~3.0)

「金雲母」は雲母の一種です。雲母は、マグネシウムを多く含むと黄色っぽくなり、鉄が多くなると黒っぽくなります。「金雲母」に「金」の成分は含まれていません。

金雲母 CC 表示-継承 4.0 File:PhlogopiteMonteSommaIII.jpg

この話は、砂金と「金雲母」の区別ができていなかった可能性がありますが、事実と思われます。

2 共同通信の記者の時代も、ずっと手から金粉が出ていた

「探偵ナイトスクープ」の2010年5月21日放送分に、

手のひらから金粉!? 竹山 隆範 探偵)

という依頼がありました。

東京都の女性(41)から。エステサロンを経営しているが、あるときお客様から「気持ちよくて、体から金粉がでる」と言われた。驚いて彼女の手のひらを見ると、金粉がキラキラしていた。それ以来、自分の手のひらを見るようになり、気がつくと私も手のひらから金粉が出るようになった。うれしい、楽しい、おいしい、気持ちいいなど、ハッピーな気分のときに大量発生する。手のひらから出る金粉について調べて欲しい、というもの。

竹山隆範 探偵の調査の結果、「キラキラした金粉」は雲母であることがわかります。

なぜ、雲母が体から出てくるかというと、化粧品などにマイカが使用されていて、その化粧品を使用していると毛穴やシワなどに入り込んだマイカが汗などで集まって大きくなるからです。

マイカは商品に輝きを与える鉱物のことで、マイカパウダーは雲母片岩を粉砕して得られる鉱物の一種です。つまりマイカは雲母です。

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マイカパウダーはファンデーション、口紅、カラーコスメ、石鹸、グリセリンソープなどの色材に使用されています。

青山繁晴さんは、一時期、マイカパウダーが使用されている、男性化粧品、石鹸、グリセリンソープなどを使用していたのではないでしょうか。

これも「金」ではなく「雲母」です。

この話も、金と「雲母」の区別ができていなかった可能性がありますが、事実と思われます。

 

3 半分目覚めた状態で、左の手のひらから金の玉が出た

この話は、「寝ていると」とありますので、考察するまでもなく、「金縛り」と同じように、半分目覚めている状態で夢を見ただけと思われます。

 

4 目が覚めて、それ以来、金粉が一切出なくなった

青山繁晴さんの話法の特徴として、「ひとつの話の中に複数のエピソードが入り込む」というものがあります。

ひとつひとつのエピソードの説明が十分でないまま、いろいろ話してしまうと、ともすると、聞き手に勘違いをさせてしまうことがあります。

「目が覚めて、それ以来、金粉が一切出なくなった」としか話していないので、オカルトっぽく聞こえてしまいますが、その前段で「共同通信を辞める直前」という話があります。

「左の手のひらから金の玉が出た」のが直接の原因ではなく、環境が変わったことにより、それまで使用していたマイカが含まれている男性化粧品、石鹸、グリセリンソープなどを別のものに変えるか、使用じたいをやめてしまったのではないでしょうか?

 

結論

結論としては、「一時期、腕全体から金粉が出た」というエピソードは、おおむね事実だと考えられます。

ただし、青山繁晴さんが「金粉」だと思っている物は、おそらく「雲母」です。

 

「原稿を書く時は4台のパソコンを立ち上げ……」について

以下略ちゃんは、今、3台の15.6インチ画面のノートパソコンを立ち上げて、この記事を書いています。

それぞれのノートパソコンには、22から24インチのモニターが付いていてマルチモニターになっています。

合計6画面で作業をしています。

記事を書く画面、調べる画面、ツイッターの画面、YouTube動画の画面などなどです。

ときには映画やテレビドラマなども見ながら作業をしています。

青山繁晴さんの4台のパソコンの話も、特に違和感はないのですが、何が問題なのでしょうか?



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