共産党「自ら立候補できない選挙制度の不思議」…書籍紹介『日本共産党の最新レトリック』

評論家・元日本共産党政策委員長の筆坂秀世(ふでさか・ひでよ)さんが書かれた『日本共産党の最新レトリック』という本を読んでいます。

この記事は、『日本共産党の最新レトリック』からの抜き書きです。

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自ら立候補できない選挙制度の不思議

この本のp.76~に「自ら立候補できない選挙制度の不思議」という項目があります。

普通は政党のトップは選挙で選ばれる。だが共産党だけは違う。代表選挙というものがそもそもない。

『日本共産党の最新レトリック』 p.77

こう言うと、共産党は「そんなことはない」と反論するだろう。というのも、共産党の党規約の第3条には、すべての指導機関は、選挙によってつくられる」と規定されているからだ。さらに第13条には次のように書かれている。
《党のすべての指導機関は、党大会、それぞれの党会議および支部総会で選挙によって選出される》
《選挙人は自由に候補者を推薦することができる。指導機関は、次期委員会を構成する候補者を推薦する。選挙人は、候補者の品性、能力、経歴について審査する》

『日本共産党の最新レトリック』 p.78

ただ規約を見れば一目瞭然なのだが、この規定には選挙にとっての一番大事なことが欠落している。これだけでも「これは選挙と呼べる代物ではない」と断言しても間違いではない。
先にも述べたが、それは、“立候補という制度がない” ということだ。
自ら立候補できないような選挙制度などあり得ない。しかも、「指導機関は、次期委員会を構成する候補者を推薦する」とある。要するに、現在の指導者が次のメンバーを選ぶということだ。
もし自治体選挙や国政選挙で立候補制度が禁止され、現在の議員が次の議員を選ぶとしたら、共産党は口を極めて「これは選挙ではない」と批判するだろう。当然のことだ。こんな選挙制度などあり得ない。 

『日本共産党の最新レトリック』 p.78 p79

これをどう選ぶのか。党大会では代議員に約200人の名前が書かれた投票用紙が配布される。名前の上に欄があり、「この人は選びたくない」と思う人だけにチェックをする。そうでない人については何も書かない。最高裁裁判官の国民審査のようなものだ。結局、顔も知らなければ、経歴もよく知らない人を従前の指導部が提案した通りに選ぶのが、共産党の言う「選挙」なのだ。

『日本共産党の最新レトリック』 p.79 p80

結局、数人の幹部の意向、というより、ほとんどトップ一人の意向で中央委員会や幹部会委員、常任幹部会委員などの党中央の指導部がつくられていく。委員長や書記局長なども同様である。トップ自ら「辞める」と言わない限りいつまでも居座り続けることになるのだ。
こんな組織に党内民主主義などあるわけがない。

『日本共産党の最新レトリック』 p.80 

以下は本の販売ページの紹介文より。

元日本共産党ナンバー4が手の内を明かします。
悪質な政党隠しの「野党共闘」/強引なこじつけ
「非民主的」指導部/社会・共産主義の展望ナシ
「何でも反対」なのに批判には「謀略だ」……

筆坂秀世 さんの『日本共産党の最新レトリック』 、共産党のブラックボックス部分が書かれていて面白いですよ。みなさんも、ぜひ読んでみてください。

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