共産党は「まぎれもなく暴力革命を掲げていた」…書籍紹介『日本共産党の最新レトリック』

評論家・元日本共産党政策委員長の筆坂秀世(ふでさか・ひでよ)さんが書かれた『日本共産党の最新レトリック』という本を読んでいます。

この記事は、『日本共産党の最新レトリック』からの抜き書きです。

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まぎれもなく暴力革命を掲げていた

この本のp.100~に「まぎれもなく暴力革命を掲げていた」という項目があります。

もともと共産党は1922(大正11)年に非合法政党として誕生した。もちろん議会に進出し、そこで多数派を占めることなど論外であった。だがそのもとでも革命を目指していた。

『日本共産党の最新レトリック』 p.101

では、当時の非合法に置かれた状況でどうやって革命を成功させるか。方法は暴力革命しかなかった。

『日本共産党の最新レトリック』 p.102

そして、実際にこの方針に基づいて火炎瓶闘争などを行った。「暴力革命という方針を決めたことは一度もない」などという鉄面皮なことをよく言えるものである。
共産党は破壊活動防止法(破防法)の調査指定団体にされていることに文句を言っているが、そもそもこんな法律が作られたのは、共産党が「51年綱領」に基づいて、暴力的破壊活動を行ったからに他ならない。これに文句を付ける前に、自らの誤りをまず率直に認めることこそ先決であろう。
かつて共産党は、マルクス・レーニン主義を理論的基礎に据えるとしてきた。マルクスもレーニンも暴力革命を不可避と主張し、実際に行ってきた。この理論を基礎とする政党が、「暴力革命という方針を一度も決めたことはない」などと言うのは、もはや「共産党は共産党ではなかった」と自己否定しているようなものである。

『日本共産党の最新レトリック』 p.103

以下は本の販売ページの紹介文より。

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