原口一博議員に続いて2周遅れで陰謀論に飛びつく北海道新聞「よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね笑」

北海道新聞が3月15日に「<ネットと政治>1 政府批判、SNSで火消し 世論誘導、権力者の影」という記事を掲載しました。

これがかなりツッコミどころの多いトンデモ記事なのです。

広告

北海道新聞の根拠のない陰謀論

北海道新聞のこの記事の内容をまとめると次のようになっています。

  • 2月20日、世耕弘成  自民党参院幹事長が「急速に拡散されている神戸大学岩田先生のクルーズ船内に関する動画に対して、経緯をよく知っているクルーズ船の現場で頑張る専門家がコメントしています。」とツイートをした。
  • このツイートが1万リツイートされ、最終的に延べ5083万人に広がった。投稿が政権批判の火消しになったのは間違いがなかった。
  • 世論工作を狙った投稿をしていたのは世耕氏だけではなかった。
  • 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長のリツイートにより、約60万人のフォロワーに一気に拡散された。
  • 2月下旬に「よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね笑 噂の力ってすごい」という複数アカウントの投稿が爆発的に拡散された。
  • 国民民主党の原口一博 国対委員長は「こうやって「悪質広告代理店内閣」は、世論操縦をしていくのですね。」と投稿した。
  • この大量投稿を巡り「ボット」が使われた可能性を指摘する専門家もいる。それ自体は違法ではないが影響力は大きくすでに世論操作に使われた例がある。
  • シェーファー氏は「政権を支持するネトウヨ(ネット右翼)がボットを使って世論形成しようとした可能性が高い」との論文を発表した。
  • 選挙のたびに自民党のIT対策を手伝う専門家は「検索順位を操作するのは簡単です」と打ち明けた。
  • 有権者は知らぬ間に誘導されている可能性もある。
  • 進化を続けるインターネット環境が、民主主義を揺さぶっている。

 

この記事の問題点は2つです。

延べ5083万人に広がったという印象操作

 

北海道新聞が問題にしている世耕弘成さんのツイートはこれです。

このツイートは3月15日現在、10346件リツイートされています。

北海道新聞は、リツイートしたアカウントのフォロワー総数から「最終的に延べ5083万人に広がった」と書いているようです。

もしも、そうだとしたら、Twitterのことをまったく知らない素人です。

ツイートアクティビティを見ていると、以下略ちゃんアカウントで、だいたい1万リツイートされて、 見ている人は30万から50万人くらいです。

Twitterにログインしていない人には届かないですし、発信だけのためにツイートを利用していてタイムラインを読まない人もいます。

著名人のツイートだとしても、1万リツイートで5083万人に届くということはまずありえません。

5083万人という北海道新聞の記事は、数字を扱う記事なのに実態を考慮しない印象操作フェイクだと思います。

 

2周遅れの「政府の工作」陰謀論

2月23日から24日にかけて、

「久々のツイート〜春休み眠たすぎる〜😌」

「よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね笑🧐 噂の力ってすごい」

「ブルーベリーフラペチーノ〜」

この3つをセットでつぶやくアカウントが複数出現して話題になりました。

 

これをとある「#安倍やめろ」をつぶやくアカウントが、

「よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね」工作が発令中。

とツイートして拡散しました。このツイートは約56000リツイートされています。

 

このアカウントは同じスレッドで、デマに対応しているランサーズの公式アカウントにも噛み付いていることから、「政府の工作」と解釈しているニュアンスが伝わってきます。

 

「悪質広告代理店内閣」

この陰謀論に乗っかったのが国民民主党の原口一博 国対委員長です。

「この情報分析は大切」などとツイートされていますが、どこにも情報を分析されたようなデータがありません。

 

個人的には、思いつきで「悪質広告代理店内閣」という言葉を使って、世論操縦をしているように見えてしまいます。

 

広告

真相はアフィリエイターのSNS集客目的の複垢

2月25日、「よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね笑🧐 噂の力ってすごい」などを複数アカウントがツイートしていた真相が明らかになりました。

これらのアカウントは、アフィリエイターがSNS集客を目的として運営している複数アカウント群でした。

 

この騒動に、ネットビジネスのコンサルをされている大学生のアカウントが関与していたことが判明。

受験をテーマにブログ作成、SNS集客、セールスレターの作成をして収益化をしつつ、同じ情報ビジネスでのコンサルティングを行っているというTwitterユーザーが2月25日、自身のYouTubeチャンネルに今回の騒動を謝罪する動画を投稿しました。

 

この謝罪動画は、現在は非公開になっていて見ることはできません。

 

このネットビジネスの個人事業主さんが説明するには、SNS集客のために所有していた複数アカウントを他人(コンサル生?)に譲渡したところ、今回の騒ぎになってしまったということです。

政治的な背景などはまったくないそうです。

 

自分の見たい情報だけに飛びつく人々

「政府(ネトウヨ)の世論工作」や「野党の世論工作」という話題をよくみかけますが、そうした陰謀論に飛びつく政治アカウントの人たちは、Twitterをネットビジネスに利用している人たちの存在を見落としています。

自分の見たい情報だけに飛びつくので、客観的な判断ができないのでしょう。

SNSを熟知していてSNSで活発に「集客活動」をしているのはそうしたアフィリエイターたちです。

 

アフィリエイターは、複数アカウントを作成し、ツールで自動的にフォロー、パクツイをしたりしながらフォロワーを増やし、その複数アカウントで自分のYou Tube動画やトレンドブログ記事などをツイート拡散してアクセスを集めます。

彼らのツイートは手間がかからないように、ほとんどがパクツイかコピペ自動投稿です。

しかも話題になりさえすればいいので、政治的な右左関係なく、トレンドになっている話題をツイートします。

 

たとえば「ブルーベリーフラペチーノ」も、このツイートのパクツイです。

 

原口一博 議員は周回遅れで「陰謀論」に飛びついてしまったといえるでしよう。

 

そして、3月15日の北海道新聞の記事も、すでに真相が明らかになっている「よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね笑 噂の力ってすごい」というアフィリエイターのSNS集客目的の複垢投稿に、2周遅れで飛びついたものです。

 



広告