【神質疑】やはり森ゆうこ議員の質問通告は夜10時だった 足立康史議員がトリックを見破る(質疑文字起こし)

台風19号が関東に上陸しようとする前夜の10月11日、「森ゆうこ議員の質問が来ないので答弁が作れず、家に帰れない」と、ツイッターなどで官僚と思われる匿名アカウントによる告発ツイートが相次ぎました。これにより、ネットでは炎上。

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質問通告遅れのデマ拡散?

ところが、国民民主党の森ゆうこ参院議員や原口一博国対委員長は「質問通告は午後5時前に行われた」と言い張り、話をすり替えて森ゆうこ議員が15日の参院予算委員会で行った質疑の質問通告が事前に省庁から外部に流出したとして、逆ギレ。同党や立憲民主党は「漏洩(ろうえい)問題調査チーム」を立ち上げて追及しています。



高橋洋一さんのツイートのタイムスタンプを16時間前に書き換えた野党資料

「漏洩問題調査チーム」では、嘉悦大学教授の高橋洋一さんのツイートのタイムスタンプをサンフランシスコの太平洋夏時間に書き換えて16時間前の14日のツイートのように偽装した資料を作成して、それを根拠に15日の質問で使用した資料の「図」が、前日に内閣府から高橋洋一さんに漏えいしたと主張しています。

この野党の作成したおかしな資料、ツイッターのタイムスタンプの書き換え疑惑について、当ブログで明らかにしたものの、この変造の経緯について、「漏洩問題調査チーム」は、発覚した後も無視をしたまま、まったく明らかにしようとしません。

もうひとつの最大の謎は、どうして森ゆうこ議員が「予算委員会のルールに基づく通告は、提出期限であった11日(金)午後5時までに提出されていた。」と主張されているのに、官僚の人たちが徹夜をしなければならない状況だったのか、ということです。

この不思議な出来事のトリックが、本日11月8日の衆議院経済産業委員会の足立康史 衆院議員の質問で明らかになりました。



参議院には2種類の文書が存在した

結論から言うと、森ゆうこ議員の質問通告トリックは次のようなものでした。

まとめ

  • 参議院(予算委員会)と衆議院は違っていて、参議院(予算委員会)は、2種類の質問通告の文書(質疑通告、質問通告)を提出するシステムだった。
  • 森ゆうこ議員が午後5時前に提出したとしているのは、質疑の内容の書かれていない、最初のもの(質疑通告)だった。

該当部分文字起こし

足立康史議員「先ほど冒頭申し上げた、森ゆうこ参議院議員。私はね、野党攻撃はもうしないと決意してるんです。野党攻撃しないが、与党にも是々非々、でも野党にも是々非々です。最近、山尾しおりさんもね、憲法を何か議論するって言い出してますから、僕、応援してるんですよ今。 Twitter でエールを送ってね、是々非々です。

ただ森ゆうこ参議院議員は、あれ酷いんですよ。通告が遅い、で、そっから話をそらすために、原英史さん、高橋洋一さんに言いがかりをつけて、昨日も何かやってました。

それから松井一郎代表も無責任呼ばわりする。皆さんわかってますね。これ松井代表が無責任じゃないんです。無責任は森ゆうこさんですよ。で、そしてね、なんか昨日の参議院の農水委員会に出された森ゆうこさんの資料。そこにはね、いろいろデマもいっぱい入ってるんだけどね、原英史さんの住所が入ってるんですよ。(ヤジ「えー」)ちょっと私人の、私人の名誉毀損を試みたり、私人のプライバシーを、ネットに晒したり。そういうの、で自民党の皆さんもね、森ゆうこって悪い奴だと思うんだったら懲罰動議出してくださいよ、懲罰動議。人数いるんだから。日本維新の会が出したいんだけど人数が足りないんです。まぁ、いいや。

さて、その森ゆうこさんの質問通告ですが。内総、今日来ていただいてる? ありがとうございます。質問通告を正式に、項目名だけでいいですよ、項目名だけでもいいから、正式に内総が参議院から受け取ったのは何時ですか。もう、時間だけ教えて下さい」

内閣官房大西内閣審議官「お答え申し上げます。10月11日金曜日に、内閣総務官室が参議院予算委員部から、ご指摘の森ゆうこ議員の質問要旨を入手したのは午後10時であったと承知しております」

足立康史議員「10時ですよ、10時。ところがね、参議院でなんかどこかで、予算委員会の理事会? どっかで、森さんは4時半に出してるって言うんですよ。で、それを参議院の予算委員部も、なんかそれっぽいことを言ってますね。参院事務局は17時、午後5時前に受け取った何らかの情報をなぜ内総に送ってないんですか? 参院事務局」

参議院木下委員部長「あの、事務局に提出されました文書についてのお尋ねですけれども。参議院予算委員会では、理事会等で質疑通告の締め切りの日時を決定いたしますと、各会派は締め切りの日時までに委員長に対し、質疑者の氏名、質疑の順位、質疑時間および出席を求める国務大臣等を記載した文書を提出することになっております。今回この文書が締め切りの時刻である午後5時より前に所属会派から提出された、ところでございます

足立康史議員「いまのわかりました? 衆議院の皆さん、わかりにくいかもしれないけれど、参議院って、予算委員会、そういうフォーマットがあって。要旨と違うんですよ。参議院における、いま、おっしゃった、参院事務局、予算委員会委員部がおっしゃった通告というのは、質問要旨以外の誰が立つか、どの大臣を呼ぶかという情報だけで、内容書いてない紙なんです。そういう紙が5時前に出た。だから通告してないんですよ。間違いないですね」

※「質疑通告」と「質問通告」がある。これは前者

参議院木下委員部長「制度だけ、ご説明申し上げます」

足立康史議員「細かいことはいいから、いま言ったこと、だいたいあってるでしょ」

参議院木下委員部長「質疑通告の記載事項には質疑の内容までは含まれておりません」

足立康史議員「見てくださいよ、これ。(ヤジ「うーん、ひどいね」)いい質問でしょ。(場内、爆笑)だいたい、ここまで来るのにこの国会、何日かかってるんですか。こんなの1日でやろうよ、これぐらい。生産性ゼロ。与党の皆さんは国会が、国会の生産性が低い方がいいと思ってるからね。思ってるでしょ。そらそうですよ、法案だけ通してくれればいいんだから。国会の生産性が低い方がいい。そりゃ、政府与党にとってはそうです。でも国民にとっては、国会の生産性が上がらないとダメでしょう。ね、こういうことやってたらダメですよ。今日は、あの村上さんとやりたいんだけど時間があんまりないね。いや、あのね、えーと何大臣だっけ。ボスだれでしたっけ。あ、北村大臣。村上さんも同期にしてね、村上さんも僕を相手にしてくれた貴重な親友の一人でありましてね。

北村大臣が10月23日の内閣委員会でね、その漏えいしたと森さんが言ってる、その通告内容に秘密が、国家公務員法100条に規定する秘密に該当する情報があるかと聞かれた、のに対して。まあ一概には言えないんでケースバイケースで判断してるんですよ、って答えてるんです。で、今、森ゆうこさんの質問要旨はもう少なくとも村上さんのところに来た要旨は持ってますね。そこに秘密に該当するものがありますか?」

内閣府村上地方創生審議官「お答え申し上げます。あの頂戴しました、質疑(通告)じゃなくて質問通告の方でございますけれども。あのこれについては、参考人招致の調整を行うために必要性があってその対象者に通告内容を、私どもからお知らせをいたしました。これにつきましては守秘義務違反にあたるとは考えてございません。ただその中の個々の内容は国家公務員法100条に規定する職務上知り得た秘密に該当するかどうか、最高裁判例によりますと、一般に知られていない事実であって、自主的にそれも秘密として保護するに値すると認められるものをいうということで、個別に判断する必要がございます。ただ、事実関係だけ申し上げれば。質問した、頂戴した質問項目のうち、国家戦略特区を含む複数の項目について、同時に森議員はTwitterで自ら公表されていたもの、というふうに承知してございますけれども。いずれにせよ、質問通告につきましては国会からのご指示をよく踏まえつつ、極力ていねいに議員の意向に即して対応すべきもの、というふうに考えてございます」 

足立康史議員「いま、村上さんが答弁してくださったのが、今の政府の最大限の答弁ということでありますが。私はあの通告なんか公表したらいいと思いますよ。全国会議員が秘密はないと言った方がいいんですよ。国会側から言いましょうよ、政府に言わせなくても。そういうまっとうな国会を作る。それから、問い合わせ不可とかもやめる。そういうことで生産性の高い国会を作っていくことをですね、経産委員の皆様にお訴えして質問終わります。ありがとうございます」

(2019年11月8日 衆議院 経済産業委員会)

 

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