『関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑』は民族対立を煽る宣伝工作だ! 大瀬康介 墨田区議の一般質問全文紹介

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石碑の碑文は問題が多いと大瀬康介 墨田区議

IWJや有田芳生氏は歴史のねつ造と区議を攻撃

関東大震災時のいわゆる朝鮮人殺害事件について、当時の記録に朝鮮人の犯罪行為が残されているにも関わらず、デマが含まれていたことを利用して、すべての犯罪記録がデマであると否定する「デマであるというデマ」がまかり通っています。

無実な被害者が含まれていたことは間違いがないでしょうが、朝鮮人の犯罪が一切なかったというのも誤りのような気がします。

虐殺事件への政府の関与についても、政府は、否定的な立場です。

「関東大震災時における朝鮮人、中国人等の虐殺事件に日本政府が関与したこと」については、調査した限りでは、政府内にその事実関係を把握することができる記録が見当たらないことから、お尋ねについてお答えすることは困難である。

(第190回国会 参議院議員 田城郁君提出 関東大震災時の朝鮮人、中国人等虐殺事件に関する質問に対する答弁書)

と、質問主意書で答えています。

彼らの主張する「事件への日本政府の関与」は根拠がありません。

 

「日本人のした悪事の記録を残すことが再発の防止につながるのだ」と彼らは言います。果たして、そうでしょうか?

これについては、自警団として過剰防衛をしてしまった人もいたし、朝鮮人を守ろうとした人もいた、としか言いようがありません。日本人すべてが冷静さを失っていたわけではないことは明らかです。

結論から先に書きますと、尼港事件など居留地での日本人への虐殺事件などが頻発していた当時は、現在とは比べ物にならないほど治安が悪く、自警団が存在していたことは仕方がないことです。そうした居留地では、戦闘員ではない日本人の民間人が突然、朝鮮人過激派などに惨殺されました。そういう不幸な時代だったのです。

こうした無実の日本人の被害については、彼らは「植民地からの朝鮮の独立運動で仕方がない」ようなことを主張します。何でも日本が悪いのです。おかしな話です。

現在では、インターネットの登場によって、人々が世界中の情報を瞬時につかむことができるようになりました。

ネットにはデマも多く存在しますが、正しい情報も多いです。

情報の伝達が新聞だけだった当時とは比べるまでもありません。現在、同じようなことが起こることは考えられません。

はっきり言って、今を生きる私たちには無関係なことです。

今一番大切なことは、今を生きる私たちにとって何が一番重要かということでしょう。

 

都知事や墨田区長が9月1日に行われる横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に式辞を送らなかったことを問題視するIWJと有田芳生氏とリテラ

都立横網町公園内にある関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑には、根拠のない文章が書かれていると問題視する墨田区議会議員の大瀬康介氏。

その大瀬康介 区議を、9月2日にIWJの岩上安身氏がリテラをソースに批判。

そのツイートに対して有田芳生参院議員が、

「暗澹たる思いだ。大瀬区議は田中康夫さんの新党日本の熱烈な支援者でした。09年に僕が東京11区から衆議院選挙に出たときも朝早くからいっしょに行動してくれていました。とてもうれしかった。しかし犯罪的歴史をなきものとしようする発言と行動には、断固として抗議します。どうしたんですか。」と、ツイートをしました。

リテラの記事によりますと、大瀬康介 墨田区議は9月の区議会でもこの問題を取り上げると9月1日にリテラの取材に答えていたとあります。

そこで、墨田区議会 平成29年第3回定例会での大瀬康介 墨田区議の発言をチェックしてみました。

「ヘイトだ」「ネトウヨ区議」などと有田芳生界隈から批判されている大瀬康介 墨田区議ですが、区議会の質問では賛同できる点の多い、良い内容の質問をしていました。

ここに全文を文字起こしして掲載します。

 

横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑の記載内容には問題が多い

墨田区議会 平成29年第3回定例会 本会議 9月13日

大瀬康介 区議の質問

墨田区長も横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に式辞を送らないことを高く評価

「横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑の記載内容について、ご質問いたします。

8月24日の新聞報道により、小池百合子東京都知事が9月1日に行われる横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に式辞などを送らないことが判明し、その後、8月30日には、墨田区長も同様の方針をとられたことを高く評価いたします」

碑文には根拠のない内容が書かれている

「その理由を申し上げます。

都立横網町公園内にある関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑には『誤った策動と流言蜚語のため六千余名にのぼる朝鮮人が尊い生命を奪われました』と書かれています。この碑文にはさまざまな問題があり、そのひとつは『誤った策動』とは何かについて、何ら具体的な内容や根拠が示されていない点です。

(※策動とは、ひそかに計略をめぐらして行動すること)

このような漠然とした表現は、時間の経過とともに、意図的に解釈が変えられるように作られていると疑わざるを得ません。

また、『流言蜚語のため』と書かれていますが、保存されている当時の警視庁が記録した『災害時下殺傷事犯一覧』と言う資料には、災害時下に起きた殺傷事件で逮捕されたり、被害に遭われた方の記録があり、その中には朝鮮人の暴動が起きて放火、略奪、婦女子を暴行し逮捕された事が記載されています。

こうした事件がいつの間にか『流言蜚語のため』と言う書き方にすり替えられ、さも善良な人たちが殺されたかの様な書き方に置きかわってしまっているのは、なぜでしょうか」

朝鮮の臨時政府が発行した新聞による六千余名という根拠のない被害者数

「最大の疑問点が『六千余名にのぼる朝鮮人が尊い生命を奪われ』と言う部分で、これは何を根拠にこの様な数になったのかを調査してみますと、当時の上海にあった朝鮮の臨時政府が発行した新聞にこの様な記載があったらしいのですが、当時の臨時政府の役人が現地へやって来たのは災害後数か月も経った後のことです。

このため正確な数をどうやって数えたのか、その根拠が未だに何も示されていません。

また、当時物資も無い輸送も出来ない状態で六千余名を殺害する事が出来たのでしょうか。彼らの話では軍隊や警察が機関銃で撃ち殺したなどと言う話がございますが、当時、機関銃は余り普及しておらず大型で輸送も大変だった様です。

しかも、都市部での銃撃などとしますと、焼け野原で銃声を遮る様な建物も無い状態で、しかも平坦な地域の当区では、機関銃の銃声が響きわたり、それを聞いた人々は現場に駆け付けたり、死体の処理に携わった方がいても不思議ではありませんし、何が起こったのか目撃した方が子孫に伝えているはずです。

江戸っ子の多い当区では、この様な伝承を聞かれた方はいったい何人いらっしゃるのでしょうか。

さらに疑問なのは、六千余名も殺害されたのならご遺骨が発見されても不思議ではありませんが、その様な大量の遺骨が今日に至っても発見されていないのはなぜでしょうか。

仮にご遺骨が出て来たならば、DNA検査を行えば日本人であるか、そうでないかは現在の技術から正確に鑑定できるはずです」

朝鮮人の犯罪はすべてデマとされ全く罪のない朝鮮人6000人以上が天皇の軍隊等に殺害されたと書かれている

「また、当時の司法省刑事局が作成した『震災後に於ける刑事事犯及之二関スル事項調査書』には、現在の墨田区内の『柳島元町洋品店、同百六十五番地洋食店及び同百六十九では朝鮮人十数名による強盗窃盗事件』があった事が書かれています。

つまり、こうした人達が震災の混乱の中で犯罪を行った事は確かであると言わざるを得ません。

こうした貴重な部分が隠され、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼実行委員会、日朝協会東京都連合会作成のチラシの宣伝文句には、『全く罪のない朝鮮人が6000人以上、中国人が700人以上も当時の天皇の軍隊・警察や自警団によって殺害された』と書かれています。

この事は当時の資料を見れば大嘘であることは分かるはずですが、嘘でも派手に宣伝されたり、年月が経つにしたがって当時を知る人がいなくなりますと、嘘が真実だと誤認される恐れがあります」

民族対立の種になりかねない謀略宣伝

「我々日本人が言われない罪を負わされる事は、罪も無い将来を担う子孫をも貶める行為です。本当は仲良くなれる筈の人類が、なぜ民族対立を生み出す民族紛争の種になりかねないこの様な謀略的宣伝がされるのかということについて、その背景を見極める必要がございます。

つまり、あえて民族対立を起こさせようとする人達の間接侵略と言う観点からその謀略を見抜く必要があるのです。世界情勢を見ますと、おわかりになると思いますが、最近の中東情勢を思い出してください。

アラブの春で独裁政権が次々に民衆の力で崩壊し、アラブ諸国が一つに結束するのかと思えば、これを阻止しようとする勢力が、民族対立や宗教対立をあえて起こさせる為にISILを利用して各国を分断させ弱体化させてしまいました。

これと同様に、この矛先が現在のアジアに向けられている事に気付くべきです。

例えば朝鮮半島で、同じ民族なのに北と南で対立しているのは、統一されては困る人達が互いに敵対する様に仕組んでいるからではないでしょうか。

横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑も災害から94年も経ち、当時を知る人がおらず、検証が難しい時代に、なぜこの様に日本人を悪者にし、対立軸を作り出す様な宣伝工作が行われるのかについて、冷静に分析する必要があります」

いつのまにか多額の賠償金を請求される

「例えば慰安婦像問題を思い出して下さい。そもそも慰安婦問題は朝日新聞が公式に謝罪している通り、朝日新聞のねつ造記事が発端でこの嘘が拡散され、ソウルの日本大使館前にはウィーン条約に違反して慰安婦像が設置されました。

平成27年12月18日には、慰安婦問題日韓合意がなされ、日本政府は我々の税金から10億円も拠出したにも関わらず、日本大使館前の慰安婦像は未だに撤去されず、さらに釜山の日本国領事館前に新たに像が立てられています。

こうした経緯を考えると、横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑を放置していますと、いつの間にかに多額の賠償請求をされたり、日本や墨田区を攻撃する材料に使われかねない事は誰の目からも予想出来るのではないでしょうか。

最も重要な事は、何も罪も無い現在の私たちや将来を担う人達が謀略により貶められたり、民族紛争に巻き込まれる事が無い様に、禍(わざわい)の目は小さいうちに摘むべきです。

そこで質問いたします。墨田区は将来に禍根を残し、我々の子孫が貶められ、民族対立に巻き込まれる前に碑の撤去を東京都に申し入れる事が賢明と考えますが、区長の方針をお伺いいたします」

 

山本とおる 区長の答弁

個別の団体等の主張も様々

「横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑についてです。関東大震災時の混乱の中で、殺傷及び殺人事件があったことは認識していますが、その背景や犠牲者数などについて諸説がある中、個別の団体等の主張も様々であると認識しています。
そうした中で、公平・公正の観点から、横網町公園内の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑の撤去を東京都に申し入れることは考えていません」



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