読売新聞がTwitterトレンド「スパム・ロンダリング」について取り上げる

マネーロンダリング(money laundering)という言葉を聞いたことがあると思います。

マネーロンダリングとはWikipediaによれば、

資金洗浄(しきんせんじょう、英: money laundering、マネー・ロンダリング)とは、規制薬物取引、盗品などの贓物(ぞうぶつ)取引、身代金、詐欺、違法賭博、脱税、粉飾決算、裏金、偽札などの犯罪行為によって得た現金(汚い資金)から、出所を消し(汚れを洗い流し)、正当な手段で得た資金と見せかける(綺麗に見せかける)ことである。

と書かれています。

マネーロンダリングとは資金の出所を消し(汚れを洗い流し)、正当な手段で得た資金と見せかける(綺麗に見せかける)ことです。

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「スパム・ロンダリング」とは?

Twitterのトレンドというものがあります。

Twitterのトレンドとは、瞬間風速的に一定の時間内に多く取り上げられたワードのことです。

トレンド入りさせるためには一定時間内に多くつぶやけばいいだけですから、当然、人為的にトレンドを作ることも可能です。

政治的なメッセージなどを、人為的にトレンド入りさせる目的で、集中的につぶやくことを「Twitterデモ」などと呼んだりもします。

人為的なトレンドとは、要するに、スパムです。

Twitter内であれば、人為的なトレンドであるか、自然発生的なトレンドであるかは容易に判断ができます。

ところが最近は、新聞テレビなどがTwitterの話題を取り上げることが多くなり、Twitterのトレンドをそのまま「SNSで話題になっている」などとして取り上げることが多くなってきました。

困ったことに、新聞テレビなどがTwitterのトレンドを取り上げると、人為的なトレンドであるか、自然発生的なトレンドであるかがわからなくなってしまいます。

トレンドの出所がわからなくなってしまうのです。

政治的な主張のトレンド、Twitterデモはその多くが人為的に行われているものです。スパムなのですが、新聞テレビなど取り上げることによってスパムであることが隠されてしまいます。

こうした流れを、以下略ちゃんは「スパム・ロンダリング」と呼んでいます。

「スパム・ロンダリング」は以下略ちゃんが使い始めた言葉ですので、まだまだ一般的ではありません。広く使われるようになればいいのに、と思っています。

2023年1月24日に読売新聞が『国葬反対「ツイッターデモ」、3・7%の投稿で全体の半数…4219回のアカウントも』という記事でこの「スパム・ロンダリング」について取り上げています。

コロナ禍以降、急増するツイッターデモによる主張が、一部アカウントの大量投稿で膨れ上がっていることが読売新聞の調査で明らかになった。参加者の実数とかけ離れた「ネット世論」は、国会で取り上げられることなどで広く認知され、政策決定に影響を与える可能性がある。

読売新聞オンライン2023/01/24 06:52

「スパム・ロンダリング」という言葉こそ使用されてはいませんが、読売新聞の記事内容はこの「スパム・ロンダリング」について警鐘を鳴らすものとなっています。

「スパム・ロンダリング」という言葉がもっともっと認知されることを希望します。



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