9月27日に実施予定の安倍晋三元首相の国葬中止を求める集会とデモが16日、東京・新宿駅周辺であった。「国葬反対」「やめろ国葬」などと書かれたプラカードを持った約1000人(主催者発表)が「国葬は民主主義と相いれない」などと声を上げた。
出典 東京新聞2022年8月16日
安倍晋三元首相の国葬中止を求める集会とデモが8月16日に新宿であったと、東京新聞などが報じています。
この記事の中に「あれれ?」と思ったことがあります。
今後のデモの日程を詳細に伝える違和感
東京新聞さんはデモの今後の日程も詳細に記載していますね。
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) August 17, 2022
企業案件ですか? https://t.co/h9quoaPWNu
東京新聞の望月衣塑子記者が、「デモで意志示そう」と、この記事をツイートされています。
「デモで意志示そう」という呼びかけはデモ主催者らの発言かと思いましたが、どうもそうではないようです。
どうやら、これは望月記者の呼びかけのように思えます。
記事の中に「都内で予定されている主な国葬反対集会・デモ」についての一覧表が掲載されているからです。
マスコミが反政府系のデモを記事で取り上げることは多いですが、今後の日程まで掲載することは珍しい。
これでは、事実を伝えるニュースではなくて、「デモに参加を呼びかける広告」になってしまっています。
— 閃光のハサウェイは華麗 (@5558kareisyuu) August 17, 2022
一般的に、
— はくさい (@hakusaii) August 17, 2022
主催者が手間ひまかけて
告知と人集めを、
あ。
「企業案件ですか?」
と質問したのは、東京新聞の記事は、まるでYouTuberのよくある企業依頼による動画作成のようだと思ったからでした。
東京新聞の記事によると、参加者は「主催者発表」、つまり自称1000人だそうです。
デモ参加者(どれも主催者発表)
— marco (@katamarco20011) August 17, 2022
しんぶん赤旗、日刊スポーツ:850人
東京新聞:1000人
テレ朝、TBS:1200人
主催者発表というものは自称ですから、実際の参加者はその半分以下でしょう。
呼びかけにもかかわらず翌17日の参加者は100人ほど
東京新聞が記事で今後のデモの日程を紹介した8月17日の「安倍元首相国葬の中止求める抗議活動、新宿駅地下通路」での抗議活動も、東京新聞は翌日に記事にしています。
東京新聞望月記者も「諦めず国葬反対の意志を示そう」とTwitterでこの記事を紹介されています。
諦めず国葬反対の意志を示そう
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) August 17, 2022
「9月27日の実施止めたい」「憲法違反だ」安倍元首相国葬の中止求める抗議活動、新宿駅地下通路で実施
福生市の自営業男性(54)「国葬なんて憲法違反だと思う。国会の議論にもかけずに、政府が好き勝手にやろうとしていることは許せない」 https://t.co/vIccVV5cJm
ただ、呼びかけにもかかわらず、17日の参加者は「100人ほど」(主催者発表?)だったようです。
いや失礼しました、呼びかけたので100人ほどが集まったのかもしれません。
ちゃっかり歴史修正
びっくりしたのは、東京新聞の16日の記事では、
「約1000人(主催者発表)」
と書いていたのに、17日の記事では、
参加者の声を伝える形にして、ちゃっかり
「新宿駅では16日にも1000人超の抗議集会があったばかり。」
と「1000人(主催者発表)」⇨「1000人超」に歴史修正してしまっていることです。
ていねいに記事を読んでいないと騙されてしまいます。
怖い、怖い。
17日の記事にも、今後のデモの日程が繰り返し掲載されています。
東京都内で計画されている主な国葬反対集会・デモ
8月19日午後6時半 永田町の衆院第二議員会館前
31日午後6時 国会正門前
9月 1日午後6時 有楽町イトシア前
19日午後1時半 代々木公園
出典 東京新聞2022年8月17日
さすがは、東京新聞。きめ細かいサービスが光ります。