台湾出身の芥川賞受賞作家、李琴峰さん「忘れてしまいたい日本語は、美しい日本」※動画あり

(画像、美しい日本の風景 「厳島神社の大鳥居」)

※この画像は、無料写真素材なら【写真AC】より

「台湾人として史上初」で、第165回芥川賞を受賞された李琴峰(り・ことみ)さん(31)の「#安倍やめろ」の過去ツイートが発掘され話題ですが、李琴峰さんは7月14日の受賞記者会見で、忘れてしまいたい日本語として「美しい日本(ニッポン)」をあげていることがわかりました。

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「忘れてしまいたい日本語?  ふふふふ、美しい日本(ニッポン)」

李琴峰さんは、ニコニコ動画のタカハタさんの「最初に好きになった日本語と忘れてしまいたい日本語は?」という質問に、次のように答えています。

李琴峰さん「日本語でこれ綺麗な言葉だなと思ったのは、例えば特にその四音節の和語がいくつかあるんですけれども、例えば『ささくれ』てあまり綺麗なものじゃないかもしれないけど、『せせらぎ』とか『木漏れ日(こもれび)』とか、そういった例えば『せせらぎ』と『木漏れ日(こもれび)』というのは中国語に存在しない言葉なんですよ。日本語にしかないし、そして、ひらがな四音節というのも耳に心地いい、と思って、今でも好きです」

ニコニコ動画のタカハタさん「ちなみに忘れてしまいたい日本語というのは?」

李琴峰さん「忘れてしまいたい日本語?  ふふふふ、美しい日本(ニッポン)」

場内、どよめく。

(第165回芥川賞 記者会見 2021年7月14日)

動画30分05秒頃から

第165回芥川賞に石沢麻依さんと李琴峰さん、直木賞は佐藤究さんと澤田瞳子さん(2021年7月14日)

#安倍やめろ

川端康成「美しい日本の私」

以下略ちゃん的には、「美しい日本」から連想するのは、1968年(昭和43年)12月10日、日本人として初のノーベル文学賞を授与された川端康成(当時69歳)さんが、ストックホルムの授賞記念講演において演説した芸術観・文化論のこれなんですけど。

李さんは、川端康成さんがお嫌いでしょうか?

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「美しい国へ」

ちなみに安倍晋三さんの本は「美しい国へ」、政権構想は「美しい国、日本。」であって、「美しい日本」ではありません。

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