池江璃花子さんのツイートの「仕込み」「電通案件」疑惑について考えてみた

白血病を乗り越えて、東京五輪代表に内定した競泳女子の池江璃花子さんの5月7日の5つの連続ツイートについて、「仕込み」「電通案件」などといったいわゆる陰謀論が流されています。

池江璃花子さんのツイートの記事が、バズフィードで約8分後、ディリースポーツにいたっては池江さんの最後のツイートよりも記事の投稿の方が時間的に早いというのです。

つまり、「関係各社は事前に原稿を入手していた」疑惑です。

今回は、この陰謀論について考察してみます。

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バズフィードの記事は、池江選手のツイートの8分後

まったくそのようなことはありません

結論から書くと、当ブログでは、BuzzFeed記者の はたちこうたさんの主張をそのまま信じるものであります。

バズフィードの はたちこうたさんは、「まったくそのようなことはありません」と、この疑惑を否定されています。

バズフィードさんの池江さんの記事は、池江さんのツイートのコピペ転載とリライトだけで構成されていて、記者独自の考察やオチがまったくありません。

記事広告などはあらかじめ設定されているはずですから、文章を書くだけで投稿が可能です。

他人のツイートのコピペ転載とリライトだけの記事なら、10分もあれば十分(ダジャレです)、投稿できるでしょう。

池江璃花子さんの最後の投稿は21時26分

ここで池江さんの5つの連続ツイートを確認してみましょう。

5つの連続ツイートは、最初の投稿が21時01分、最後の投稿が21時26分です。

バズフィードの はたちこうたさんは、「ツイートは最初のひとつから最後まで30分ほどの時間があり」とおっしゃられていますが、正確には25分です。

記事の投稿がその8分後であるならば、

それでも、最初の投稿に気がついてから記事を書き始めて、約33分間の余裕があることになります。

バズフィードさんの記事をよくみると、前半は池江さんのツイートのリライト、後半はツイートのコピペ転載という構成になっています。

他人のツイートをコピペ転載とリライトするだけの記事であるならば、8分後でも特に速いというわけではありません。

どうして急いで記事を投稿するのかというと、早く投稿すればするほどSEO的に有利でアクセスが集まり、広告収入が増えるからです。

元ネタはひとつですから、各社から、似たような記事が殺到します。オリジナリティのないこうしたトレンド系の記事では、時間だけが勝負なのです。

誰かのツイートをペタッ。過激なタイトル付けて出来上がり。こうした省エネ記事は、『○○速報』といったまとめサイトにみられる手法ですが、それを取り入れたものと考えられます。

個人的には、こうした省エネ記事は、オリジナルのアクセスを奪うだけなので、あまり好ましいものではないと考えています。

「コメント付けて引用リツイートすればいいだけでは?」と思いますし、以下略ちゃんは、オリジナルを尊重してまず引用リツイートするように心がけています。

でも、引用リツイートでは儲かりませんからね。他人のツイートで自分のサイトに誘導しようとする気持ちも、わからないではありません。

ディリースポーツの場合

記事の投稿の方が池江さんの最後のツイートよりも時間的に早いと指摘されているディリースポーツも見てみましょう。

ディリースポーツのサイトの記事一覧を確認すると、同じネタで4つの記事が残っていました。

記事を書き足しながら、記事更新をしていった形跡が読み取れます。

ネットの記事では、「投稿時間」と「更新時間」があり、一般に投稿設定で、
「投稿時間のみ表示」
「投稿時間と更新時間を表示」
「更新時間のみ表示」
を選択できるようになっています。

こちらは、「投稿時間のみ表示」になっていて、そのまま記事更新されていったものと考えられます。

つまり、最初の投稿時間だけを見て騒いでいる人がいるわけです。

Twitter規約ではAPI埋め込み

以上、池江璃花子さんの5月7日の5つの連続ツイートと各社の記事の投稿時間の関係について、特に怪しいと思える部分はありませんでした。

ただ、個人的に特に問題だと思うことがあります。

それは、バズフィードさんなどが、池江さんのツイートをTwitter社が規約で指定したAPI埋め込みの方法をとらずに、文章のコピペで転載していることです。

こうした手法は、オリジナルへのアクセスを奪うだけですから、ほんと、やめてもらいたいと思います。



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