「自民党議員は無症状で即入院、野党議員は自宅待機」というツイートはフェイクと毎日新聞がファクトチェック

コロナ感染しても、「立憲、共産は自宅待機で、自民党は即入院ができる上級国民」、「oO(こういうことも次の選挙まで忘れたらあかんな)」という政治的な印象操作ツイートが1月23日にTwitterに投稿され、2.2万いいねが付いています。

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自民党議員は無症状で即入院、野党議員は自宅待機?

oO(こういうことも次の選挙まで忘れたらあかんな)

無所属 桜井 → 自宅待機
立憲 小川 → 自宅待機
立憲 羽田 → 高熱・死亡後陽性
共産 清水 → 高熱・自宅待機

自民 高鳥 → 即入院
自民 渡嘉敷 → 即入院
自民 竹本 → 無症状・即入院
自民 安藤 → 自宅待機
自民 石原 → 無症状・即入院

 

「 #自民党に投票しない」タグを付けて市議会議員が拡散

このツイートを市議会議員などが「#自民党政権が日本を滅ぼす」「#自民党議員の特別扱いに抗議する」「 #自民党に投票しない」のハッシュタグをつけて拡散されています。

たしかに、わかりやすい印象操作です。

正しい部分もあるツイートなので、誤解ではない、とのご主張のようです。

 

珍しく毎日新聞がファクトチェック

珍しく毎日新聞が、「自民党議員は無症状で即入院しているのに野党議員は自宅待機」というこのツイート内容は、誤りが含まれていると、ファクトチェックしています。

要するに、特定の印象操作目的のために、都合の良い部分だけを切り取って並べたフェイクだということのようです。

毎日新聞は有料記事の事が多いですが、このファクトチェック記事を誰でもが読める無料記事としたことも評価できます。

 

毎日新聞の記事に先行してツイートされていたこちらのまとめもかなり正確です。

 

石原伸晃議員は不整脈あり、桜井充議員は医師

石原伸晃 衆院議員は無症状ですが、不整脈があり入院したということです。フェイクツイートでは不整脈については無視されています。

桜井充 参院議員は無所属ですが昨年11月より野党ではなく自民党会派に所属されています。

桜井充 議員のブログによると、コロナに感染した時、仙台では医療崩壊が起きていて、高熱が出て、肺炎を併発していたにも関わらず、入院できなかったそうです。ですが、桜井充 議員は医師なので、自分の症状を考えながら、自分で薬を服用して治療したと書かれています。

入院できるできないは、地域的な問題もあって、単純に自民党だからとかそういうことでもないようです。

 

ソースがなく、わかりやすくまとめられているツイートには、ときどき特定の目的のための誘導(切り取り)が含まれていることがあります。

裏取りもしないでネットで信じたい情報だけを鵜呑みにしちゃダメですよ。

自分でそれぞれ元記事ソースを確認する習慣をつけましょう。

気に入らない相手だからといって、嘘やフェイクで攻撃してはダメなのです。

 



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