現金3000万円という謎のワードにびっくり…安倍前総理の収支報告書未記載問題

「桜を見る会」の前日夜の懇親会で、安倍前総理大臣の後援会の政治資金収支報告書におよそ3000万円の収支が未記載だった問題で、安倍氏の公設第1秘書が政治資金規正法違反の罪で略式起訴され、罰金100万円の略式命令を受けました。

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3000万の現金は秘書個人の財布から???

というNHKニュースについて、2020年12月24日、

フォロワー1万1千人のこの方のツイートがTLに流れてきました。

「3000万の現金がどこから出てきたのか」とおっしゃられています。

「3000万円の現金」の問題だとお考えのようです。

びっくりです。

フォロワー1万人以上のアカウントなのですから、正確な情報発信ツイートをお願いします。

 

いやいや、それ、同意しちゃ、マズイと思いますよ。

 

よく理解できていない方が多いようですので、簡単に説明します。

 

「3000万の現金」は存在しない

結論から先に言うと、「3000万の現金」は、どこからも発生していません。

 

NHKニュースを見てみましょう。

配川秘書は、平成28年から去年までの4年間の後援会の収支報告書に「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会で、参加者から会費として集めた1100万円余りの収入安倍氏側が負担した費用を含む1800万円余りの支出、合わせておよそ3000万円の収支を記載しなかったとして東京地検特捜部に政治資金規正法違反の罪で略式起訴されました。

そして、東京簡易裁判所から罰金100万円を命じられ、罰金を納付しました。(NHKニユース)

「4年間で会費として集めた1100万円余りの収入」と

「4年間で安倍氏側が負担した費用を含む1800万円余りの支出」の未記載と

NHKニユースには書いてあります。

どこをどう読んでも、約3000万円の現金は存在しないのです。

これを簡単に図解すると、次のようになります。

 

現金3000万円は、どこから?

1157万円は、入って出ていっただけですね。

安倍氏側が負担した費用は4年間で708万円。

前夜祭の参加人数は、毎日新聞によると2019年は約800人だそうです。

708万円を4(年)で割ると177万円。

177万円を800(人)で割ると、一人あたり約2213円の補填という計算になります。

(もしかすると、幹事は参加と計算していたのに、無断でキャンセルした人の分の補填かもしれません)

 

なんにもわかってないのに、よく騒げますね。

ほんと、びっくりですよ。

 

自分の頭で考えてないでしょ?



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