差別の濡れ衣 加計獣医学部の推薦入試に韓国人受験生差別は存在せず 文科省が結論

今年3月の週刊文春の憶測記事により、学校法人加計学園(岡山市)が運営する岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)の推薦入試を巡り、韓国人受験生が差別されたとSNSでバッシングされている事件について、文部科学省は9月7日までに「不適切な入試が実施されたとはいえない」との見解をまとめました。

文科省は大学への訪問調査などを踏まえ、問題となる事実は確認されず、大学の説明も不合理な点はないと結論づけています。

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面接は学問的内容を含め日本語で問われ、その場で理解して回答しなければならない

岡山理科大は一貫して差別的な取り扱いを否定。選考の経緯を詳細に説明する「一部報道に関する本学の見解」を9月4日に公開しています。

 

一部報道に関する本学の見解

 

大学側の説明の概略は以下のとおりです。

  • 多様な人材を受け入れる入学試験を実施しています。

  • この推薦入試A方式は、外国人留学生の受験を妨げるものではありませんが、外国人留学生を対象にしたものではないので、使用する言語は日本語で、受験者全員に対して全く同一の基準で選考します。
  • 韓国人受験生7名の在籍する進学塾には、2019年6月に岡山理科大学入試広報部から担当者があらかじめ、韓国語で、面接試験は日本人と同一条件で、日本語で行うことを説明していました。
  • 筆記試験2科目での合計得点で最も高い点をとったのは韓国人受験生でしたが、筆記試験と面接試験では評価基準が異なります。
  • 面接試験では、学問的な内容を含めて獣医師としての能力を評価します。読み書きの能力と聞いて話す能力は違います。特に数学と英語は、過去の問題を繰り返し解くことによって対策は可能ですが、面接は問題があらかじめ公表されておらず、面接教員から質問された内容をその場で理解し、適切に回答することが求められます。
  • その結果、7名の韓国人受験生は4つの面接項目のいずれかでE判定とされ、総合評価がEとなりました。
  • 推薦入試A方式では、日本人受験生と韓国人受験生を一切区別することなく、全く同じ質問項目と採点基準で面接を実施しています。
  • 推薦入試A方式で不合格だった韓国人受験生2名を含む3名の韓国人受験生は、面接のない一般入試前期で合格しています。
  • ほか私費留学生入試で1名合格、韓国人受験生は合計4名、獣医学部に合格しています。
  • 本学は入試を適切に実施しており、いずれも適正に入試を実施した結果であって、一部報道にある「国籍差別」など全くしておりません。
  • 一部週刊誌に掲載されたデータについては、厳格に管理すべき入試データの一部が流出したことは深刻に受け止め、①研修などを通じた職務倫理の再構築、②情報管理システムの見直しとセキュリティ対策の再徹底など迅速に取り組んでまいります。

 

それでも続く誹謗中傷

この報道があっても、

「アベトモ無罪の国」

「・・・日本の恥だよ、こんな学校」

「ありえんやろ 日本語弁論大会優勝者も不合格 主催加計学園 それで面接点ゼロ せっかく日本で学びたいと思って受験したのに」

などという根拠のない大学への誹謗中傷がTwitterで続いています。

韓国人受験生を優遇するということは、その分、日本人受験生を排除するということが理解できないようです。

まったくひどいものです。

 

現代の「いじめ」の構造

この件では、安倍総理に関係があるというだけで、大学への名誉毀損に当たると考えられる誹謗中傷が行われてきました。

攻撃者は、それが「正義」だと思いこんでいるようです。

まさに、これが現代の「いじめ」の構造です。

 



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