高須克弥院長「いくら『愛知県の選挙管理委員会を信頼しなさい』と説得しても、『信用できん』との声が愛知県中に満ち満ちている。悔しい」

前回に続いて、大村知事のリコール運動の話題です。

美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が、9月1日に、「署名した人の個人情報が漏洩する」という虚偽の情報をツイッターで拡散し、リコールに向けた署名運動を妨害したとして、地方自治法違反の疑いで、映画評論家の町山智浩さん、精神科医の香山リカさん、ジャーナリストの津田大介さんの3人を、愛知県警に刑事告発し、Twitter社には3人のアカウント凍結(署名期間の2ヶ月間)を要請したと会見で明らかにしました。

広告

「愛知県はコロナ感染者の個人情報が大量に駄々漏れだったではないか」

高須院長は、9月2日に、

「いくら『愛知県の選挙管理委員会を信頼しなさい』と説得しても、『信用できん』との声が愛知県中に満ち満ちている。悔しい」

と胸の内の思いをツイートされています。

 

3人のTwitterアカウントの凍結要請は仕方がないにしても、いくらTwitterで妨害があったからといって、刑事告発はやりすぎではないか? という思いもありましたが、この高須克弥院長のツイートを読んで、その止むに止まれぬ思いが伝わってきました。

 

「恋人」や「愛人?」と書かれたメモ書きまで公開

大村知事の愛知県は、5月5日に、新型コロナウイルスの感染者の入院先などの個人情報を、誤って県のホームページに一時掲載していたと発表しました。

5月4日までの県内感染者490人全員の情報を、5日午前9時半ごろから約45分間掲載したということです。

うち396人は氏名が見られる状態で、「恋人」や「愛人?」という人間関係や職業まで書かれたメモ書きまで公開されていたそうです。

「公的な名簿であれば個人情報の記載がないはずで、感染者のデータの原本がそのまま掲載されたと見られる。原本をインターネットにつながるパソコンで管理したことが問題で、よほどチェックも甘かったのだろう」と夕刊フジが愛知県の個人情報管理のずさんさを指摘しています。

 

氏名が掲載された人に4万円、掲載されなかった人に2万円

愛知県では、氏名が掲載された人に4万円、掲載されなかった人に2万円を支払うことで和解交渉を続けています。

 

愛知県のホームページに新型コロナウイルス感染者の個人情報が誤って掲載された問題で、県は13日、新たに23人と和解したと発表した。計418人と和解し、残る72人と交渉を続ける。

氏名が掲載された21人に4万円、掲載されなかった2人に2万円を支払う。県によると「被害者に寄り添った謝罪対応ではなかった」などとして和解に応じない人もいるという。(中日新聞 2020年8月13日)

 

愛知県が信用されないことで大村知事を守る

個人情報管理において、愛知県という組織自体が信用できないという声があるということ。
大村知事のリコールには賛成でも、署名したら愛知県選挙管理委員会はちゃんと個人情報を守れるのか?
ふたたび個人情報が漏洩して、署名した人が嫌がらせをされるのではないか?
そんな愛知県だからこそ「署名するのは命がけ」というような不安を意図的にSNSに流すことが、リコール運動への妨害として効果があるのですね。
愛知県のずさんさが大村知事のリコール運動の妨害となって、逆に大村知事を守っているという皮肉な構図です。
広告