ツイート投稿者に掲載許可をもらい献本もしていた「#アホ男子母死亡かるた」

※この画像は、無料写真素材なら【写真AC】より 

2014年5月27日にアスペクトから発売された「#アホ男子母死亡かるた」という本があります。

 

この本は、第三者のTwitterの投稿(ツイート)を集めた本です。

 

ツイートの著作権の存在や引用方法については議論がありますが、無許可で他人のツイートを使うと思わぬトラブルになることがあります。

この本のすごいところは、マナーとして、掲載するにあたりツイート主ひとりひとりに掲載の許可をもらっていった、というところです。

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地道にひとりひとりに掲載許諾の連絡

#アホ男子母死亡かるた」の出版に関する掲載許可については、こちらの記事が詳しいです。

ツイートの無断転載本は有りか無しか?『アホ男子かるた』大炎上のその後

 

出版できなかった「アホ男子かるた」と出版した「#アホ男子母死亡かるた

2014年1月に株式会社ユーメイド社が「アホ男子かるた」というTwitterの投稿をまとめた本の出版を企画します。

ところが、この時点でユーメイド社からTwitter各投稿者に一切の連絡はされておらず、無許可であることがわかり、騒動が広がり、結局、ユーメイド社の「アホ男子かるた」は無期限延期となり出版はされませんでした。

記事では、ユーメイド社の「アホ男子かるた」が出版されなかった経緯と、Twitterの著作権について詳しく書かれており、後半のアスペクトから発売された「#アホ男子母死亡かるた」についての話がわかりにくいです。

ちょっと長いですが、投稿者への許可申請作業についての部分を引用させていただきます。

出版作業に関する投稿者への許可申請作業については、フリーエディターの熊本さんが全て担当されたとのことなので、話を伺ってみた。

まず尋ねたかったのが、「許可申請には一体どれぐらいのアカウントにコンタクトをとり、どれぐらいの期間がかかったのか?」ということ、ユーメイド社は釈明の中で「事前にツイッター投稿者の皆様へ個別にご連絡をさせていただくことも検討いたしましたが、ツイッターの特性上、個別にご連絡を差し上げることが非常に困難であり、現実的ではないとの判断により」と説明していた。
個別ユーザーに連絡をとることがそんなに大変なことなのか、聞いてみたかったのだ。

答えは「楽しかった」というもの。許可申請は一気におこなったわけではなく、ページレイアウトや内容などを調整しつつだったため、ゆっくり一ヶ月半かけておこなったそうだ。申請は200人に行い、退会者、無回答、辞退者は約2割、許可は約8割から得られたとのこと。中には、ユーメイド社との関連を聞く人もいたようだが、丁寧に説明するとすぐ理解してくれる人ばかりだったそうだ。
また、許可申請するなかで申請者とその後交流することも多く、最初に紹介したように全体通して「楽しかった」と熊本さんは語ってくれた。

(ツイートの無断転載本は有りか無しか?『アホ男子かるた』大炎上のその後)

 

掲載許諾を求めるツイート

フリーエディターの熊本さんは、Twitterで地道にひとりひとりに掲載許諾の連絡をされています。そのツイートは今でも複数残っています。

一部をご紹介します。

 

面倒でも、きちんと連絡をすれば、約8割の方は承諾していただけるということです。

 

献本の連絡ツイート

そして本ができあがると、ていねいにひとりひとりに本を送っていったようです。

こちらも一部のツイートをご紹介します。

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こうした細やかな配慮により、ユーメイド社の「アホ男子かるた」のような騒動は、アスペクトの「#アホ男子母死亡かるた」では起こらなかったようです。

 

第三者のTwitterを本に引用させてもらう場合、いかに投稿者への配慮とマナーが大切かという事例ですね。

 



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