共産・田村智子議員が「安倍総理が時間超過を指摘した」と文句を言うけれど、それっておかしくないですか?

毎日新聞の記事によれば、安倍晋三総理が3月27日の参議院予算委員会で、日本共産党の田村智子 参院議員が、学校法人「森友学園」関連の公文書改ざん問題を追及した質問で、持ち時間が過ぎたところで、自身の腕時計を右手指で指しながら「時間が来てるよ」と2度にわたって言葉を挟む一幕があったということです。

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「総理の無反省が政府を壊していることへの怒りに声が震えた」?

田村智子 議員のツイートによれば、「ラスト5分、森友学園。総理の無反省が政府を壊していることへの怒りに声が震えた。」とのこと。

最後の5分に森友学園の質問を配分されたようです。

 

動画をツイートされています。動画の最後の5分を見てください。

「怒りに声が震えた」とのことですが、以下略ちゃん的には、相手の言い分をまったく聞かずに「反省していない」と決めつけた言葉を投げかけているだけの質問のように見えてしまいます。

 

 

田村智子議員は「公文書改ざんに、苦しみ抜いて命を絶った赤木さんのことを話している時に、本当に一欠片の反省もないのだと見せつけられた」ともツイートされています。

 

これ、おかしくないですか?

質問の持ち時間のルールと、総理の反省は関係ないと思います。

無理矢理、赤木さんと結びつけようとする印象操作がとても気になります。

自分が正しいと思うことを行っている場合は、ルール破りはかまわないという共産党の独自ルールでしょうか。

 

 

共産党は残り時間ゼロになってから質問が常態化

一連の田村智子議員のツイートに対して、日本維新の会の足立康史 衆院議員が
「共産党は、どの委員会でも残り時間ゼロになってから更に大臣に質問し、委員長が仕方なく「短く答弁して」と注意しながら大臣が答弁するのを追認する、というのが常態化してます」
と暴露されています。

 

 

参議院と衆議院の質問時間の計算方法が違う

ここで忘れがちなのが、参議院と衆議院の質問時間の計算方法の違いです。

衆議院は議員の質問と政府答弁の時間を合わせてカウントする「往復方式」。

一方、田村智子 議員の参議院では、集中審議を除き、質疑時間に政府答弁を含まず、議員の質問時間のみカウントする「片道方式」なのです。

つまり、持ち時間すべての時間配分は田村智子議員の発言に使用でき、持ち時間は自分でコントロールが可能なのです。

 

それなのに、わざわざ最後の5分に森友問題の質問を配分し、時間をオーバーして質問を続けています。

これは「総理の無反省が政府を壊していることへの怒りに声が震えた」というパフォーマンス的な質問を一方的に発言して終了し、「総理は何も反省していない」ということを印象づけることが目的だったのではないでしょうか?

 

 

国会は多くの人たちの異なった意見がぶつかりあう場です。自分だけが正義だからと勘違いすることなく、きちんと決められたルールは守って戦ってください。



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