第2の西山事件か? 森ゆうこ議員と毎日新聞に新たな個人情報漏えい疑惑 毎日新聞に原英史さんが公開質問状

西山事件(にしやまじけん)とは、1971年の沖縄返還協定にからみ、毎日新聞社政治部の西山太吉記者らが取材上知り得た機密情報を新聞記事に使わずに、野党国会議員に漏えいし、国家公務員法違反で有罪となった事件です。

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ツイッターのタイムスタンプ改ざんとカリフォルニア州消費者プライバシー法

野党の「質問通告漏洩」問題追及チームが、嘉悦大学教授の高橋洋一さんのツイッターのタイムスタンプを太平洋夏時間に改ざんして、ありもしない漏えい冤罪をでっち上げて追及していた自作自演が発覚しました。

追及チームの議員たちは、いまだにこの冤罪事件についての説明責任を果たさず、逃げ回っています。

 

そのカリフォルニア州では、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)が、2020 年 1 月 1 日に発効します。

同法のもとでは、「消費者」に新たに以下の 5 つの権利が付与されることになります。「消費者」といっても、対象企業との関係で消費者であるとか何らかの関係にある必要はなく、あらゆるカリフォルニア州の住民を指します。

  1. 収集した個人情報のカテゴリー、情報源、情報の用途及び収集した情報の開示先等、企業のデータ収集の運用について知る権利
  2. 消費者による請求から過去 12 ヶ月の間にその消費者について収集された具体的な個人情報のコピーを受け取る権利
  3. かかる情報を削除してもらう権利(但し例外あり)
  4. 企業のデータ売却の運用について知り、その消費者の個人情報を第三者に売却しないよう求める権利
  5. 消費者らが CCPA により付与された新たな権利を行使したことに基づいて差別されない権利

(https://japanese.pillsburylaw.com/sitefiles/28217/legal%20wire%2057.pdf)

カリフォルニア州では、個人情報の管理が厳格化されるわけです。

これがこれからの流れになるでしょう。



毎日新聞が個人情報を含む資料を渡していたのではないか?

森ゆうこ参院議員が、民間人の自宅住所を勝手に国会で資料として配り、自身のホームページで公開して晒し、さらにはツイッターで拡散した事件について、新たな疑惑が浮上しました。

毎日新聞が取得した個人情報を国会議員である森ゆうこさんに、こっそり渡していたのではないか? という疑惑です。

11月22日に文化人放送局チャンネルで公開された動画『125怒っていいとも後編 【加藤×原×髙橋】』の中で、国家戦略特区ワーキンググループの原英史さんが、「第2の西山事件」が疑われる森ゆうこ議員と毎日新聞の疑惑について、話をされています。

原英史さんによる「第2の西山事件」解説のまとめ

話の概略から説明すると、原英史さんの説明は、次のようなものです。

  1. 11月7日の参議院農水委員会で、森ゆうこ議員が質問した内容は、毎日新聞が9月30日に原英史さんに送りつけてきた質問状にあった内容とほとんど同じ。
  2. 毎日新聞では、その質問状の内容について、まだ記事を書いていなかった。
  3. 森ゆうこ議員が、個人情報(原英史さんの自宅住所)をネットに晒した元の資料は、10月1日に取得されたものだった。
  4. 森ゆうこ議員が自分で質問にあわせて資料を取得したのなら11月7日の直前であるはずなのに、10月1日の取得はおかしい。毎日新聞が9月30日の質問状の翌日に取得した資料を、毎日新聞記者が森ゆうこ議員に横流ししたものではないか?



該当部分文字起こし 動画2分22秒頃から

高橋洋一さん「こっちは森ゆうこさんの前に、毎日新聞とたくさんやりあってて、それと(森ゆうこ議員の質問が)同じなんだもの。だから、あれが記事にできないから、森ゆうこさんに取材(内容)を渡して、森ゆうこ議員が免責特権の範囲の中で、安全地帯から撃ってるんじゃないのって。こっちは、そういうふうにしか見えない。(森ゆうこ議員の質問に)新しい話なんかないもの」

原英史さん「そこはね、まさにそうで。なんかね、その両者の間で繋がってるなっていうか、同じようなことを聞いてるなってのは、ずっとあったんだけど。それがね、かなりはっきりしたのが、明白なのが出てきて。それ今、僕は毎日新聞さんに質問状出しているんです。

それは11月(7日)に森さんが質問したやつなんですけども。で、そこで聞いた中身っていうのは、私に毎日新聞の記者が9月の末に送ってきた質問状に書いてあることと全く同じで。酷似していて。で、その質問に関する記事って、まだ出てなかったんですよ。それに関することはどこにも表に出てなかったんで。それはもう普通に考えれば、それはもう、毎日新聞から情報が提供されたとしか思えないと。

さっき、僕の住所の出てるね、資料の話をしたんですけど。それまた不思議なことに、11月7日に国会で質問してんですけどね。その資料に10月1日付けで、これ登記所から取ってる資料なんですけど、10月1日付け、って書いてあるんです。10月1日っていうのは、毎日新聞さんがまさに取材をしていた日。9月30日に僕に質問状を送ってんだけど、その翌日なんですよね。

これは普通に考えれば、森事務所でその資料を取ったとしたら11月7日の直前に取っているはずで。これ毎日新聞さんから提供されてませんか? と。

でね、これ提供しているとしたら、いろいろと問題があって。

で、まず、何のために森事務所に提供したんですか?と。新聞記事にせずにね。政治活動の支援のために情報提供したんですかっていうのがあるし。加えて、僕の住所、自宅住所の載っている資料を提供しているわけですよ。これは第三者に勝手にそんなもんを提供してはいけないわけですね。で、私の住所だけではなく、他にもやってる可能性があると思って心配してんですけど。9月頃の時期に、私以外の関係者の自宅にも、毎日新聞の記者が取材に行ったりしているわけですね。こんな、個人情報をずさんに扱って、国会議員さんに渡して、国会議員さんは免責特権だから大丈夫だって言って国会で資料配布しちゃったりしたらね、とんでもないことですからね。これはこのメディアと国会議員との関係っていうのを相当きっちり見ないといけないんじゃないか、っていうことですね 」(以下略)

(125怒っていいとも後編 【加藤×原×髙橋】)

 

125怒っていいとも後編 【加藤×原×髙橋】



ノンフィクション作家の門田隆将さんも、「タイムスタンプのサンフランシスコ時間への改ざんによる架空の質問通告の漏えい問題の追及」「私人の自宅住所晒し」など、森ゆうこ議員の暴走について、「原氏は昨日、国会で原氏を犯罪者呼ばわりした根拠を問う公開質問状を森氏に送付。毎日から情報提供を受けたか否かも問い詰めた。事態は第二の西山事件と化しつつある。 」とツイートされています。

原英史さんの公開質問状に対しての回答は、まだ、されていないようです。

毎日新聞「ご本人の事前承諾なく、個人情報を第三者に提供することはありません」

毎日新聞は、個人情報の取り扱いについて、次のように取り決めているようです。

◆個人情報の第三者への提供
当社は、共同利用や業務委託、その他法令に基づく場合を除き、ご本人の事前承諾なく、個人情報を第三者に提供することはありません。なお、委託先に個人情報を提供する場合は、業務遂行に必要な範囲にとどめるとともに、提供先と秘密保持契約等を締結し、委託先が個人情報の適切な保護・管理を行うよう監督します。
(毎日新聞 個人情報について)

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