表現の自由を守る党会長で前参議院議員の山田太郎さんが、今年7月に予定されている参議院議員選挙に、自民党の全国比例で立候補することが決まった、とツイートしています。
前回選挙は29万票で落選
山田太郎さんは、自身のYouTubeチャンネルの2月20日の放送で、「7月の参議院選挙に立候補するための政党を調整中」と語っていました。
本日3月1日、自由民主党より参院選全国比例での公認候補予定者として発表。当初私は出馬に否定的で悩みましたが、ネットを始め東京、大阪、名古屋の会合で多くの方々の直接の声で出馬を決意。更に複数の政党と接触、話合い決定。政党選択理由、詳細経緯、具体的政策、今後の活動は引き続き発表します。
— 山田太郎前参議院議員 (@yamadataro43) 2019年3月1日
2016年の参議院選挙の全国比例では、新党改革の山田太郎さんは29万1188票を獲得しましたが新党改革の票がのびず落選。これは当時、民進党だった有田芳生 参院議員の20万5884票をはるかに超える得票数です。民進党トップの小林正夫 参院議員の27万0285票、社民党の福島みずほ 参院議員の25万4956票をも上回っていました。
マンガ、アニメ、ゲームの表現の自由について活動する山田太郎さんの人気は高く、自民党から出馬をすれば当選はほぼ確実と考えられます。自民党にとっても全国比例での票が増えることになり山田太郎さんが加わることにより当選者が増える可能性があります。
静止画DLの違法化 スクショの禁止 日本版フェアユース
3月1日、山田太郎さんは、「権利者の許可なくインターネット上にある漫画や写真、論文などあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることを全面的に違法とする」著作権法の改正案が、ひとまず自民党総務会で見送りになったとツイートしています。
この改正案では、「スクリーンショット」も違法となるため、一般のネットユーザーへの影響が大きいと懸念の声があがっていました。
本日1日自民党総務会が著作権DL違法化を承認せず見送り!
古屋MANGA議連会長が萎縮懸念あると指摘。更に「原作のまま」「権利を不当に害する」等範囲設定の審議会答申を無視、立法事実確認の為の関係団体のヒアリング無しと文化庁の暴走が判明。結果、来週党政調で関係者に再ヒアリングとなりました。— 山田太郎前参議院議員 (@yamadataro43) 2019年3月1日
著作権DL違法化自民党総務会で承認見送り!
自民党総務会が文化庁の暴走に動き出しました。日本漫画家協会や日本知的財産協会、知的財産専門の大学教授などが動き出した結果です。特に里中満智子先生や動かした赤松健先生の力は大きかったです。先程古屋圭司MANGA議連会長から詳細の報告を頂きました。— 山田太郎前参議院議員 (@yamadataro43) 2019年3月1日
著作権DL違法化について古屋圭司MANGA議連会長と文化庁のやりとり、関係団体重要声明を桶田弁護士が詳しく伝えています。3月1日の自民党総務会での経緯は古屋圭司会長から直接私が頂いています。3月6日22時からの「山田太郎のさんちゃんねる」(YouTube.niconico配信)でまとめて詳しくお伝えします https://t.co/H2ZXblkti3
— 山田太郎前参議院議員 (@yamadataro43) 2019年3月2日
漫画の海賊版をダウンロードする行為だけ禁止すればいいものを、対象をあらゆるコンテンツに広げ、「私的利用のためのスクショも禁止」にしようというとんでもない法律はどうやら回避できそうです。ただ、「ひとまず見送り」のようですので、この後、どのようになっていくのかはまだわかりません。
本日時点での承認は見送り、ということでひとまずほっとしましたが、あくまで「見送り」なので、再ヒアリング時の対応を含めた今後の動きがとても重要になる(気を緩めてはダメ)ということですよね。
— kleric3 (@kleric3) 2019年3月1日
日本にはアメリカにあるようなフェアユースの規定もなく、曖昧なまま、どんどん著作権が厳しくなっている印象があります。これは、この分野で国民視点で専門にしている議員が少ないことが原因です。
韓国でアダルトサイトへの遮断が行われたことが話題になりました。韓国は表現規制が厳しいようです。将来、日本の議員の中から、日本も韓国を真似しようというとんでもない意見が出る可能性があります。
山田太郎さんには、もう一度、議員になっていただいて、この分野でのご活躍が期待されます。