人気YouTuberラファエルさんのチャンネルBANの理由について考える 気になる性的コンテンツと企業案件というステマ

チャンネル登録者数200万人を超えていた人気YouTuberのラファエルさんのメインチャンネルが、1月22日にポリシー違反でBAN(停止)になったことが話題になっています。

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ステマと企業案件と性的コンテンツ

YouTubeは3回動画がポリシー違反になるとBANになるのですが、今月までにすでに2回、削除されていて、自分からキャバクラ、風俗や、子供が真似をするとケガをする可能性のある危険な動画をたくさん削除していた矢先だったそうです。


そういえば、以下略ちゃんが最初に見たラファエルさんの動画も、「ラファエルさんが成人向けの自動販売機で買い物をしようとするとそこに偶然、見知らぬ若い女性客がいてその女性に自動販売機の代金を奢る」というストーリーのものでした。ラファエルさんは嫌味のないキャラクターなので、動画自体はとてもおもしろいのですが、「やらせ」でしょ? と思う内容でした。

風俗の女性をホテルに呼んでインタビューするなどの動画も複数ありました。ラファエルさんはこうした動画が多かったという印象で、これらは、どうみても性的コンテンツなので、子供が見ることの多いYouTubeとしてどうなのかなと思っていました。



しかも、企業案件、つまり風俗関連のステマ(ステルスマーケティング)広告が多いようなのです。

企業案件動画は、1本の料金は「チャンネル登録者数×1円」ともいわれていて、ラファエルさんが「時給日本一YouTuber」と自称できるほど稼いでいる理由は、企業案件が多いかららしいです。

企業案件、企業案件といいますが、動画にそのことが明示されているケースはほとんどありません。企業案件という動画は、要するに広告なのですから、「広告」あるいは「◯◯会社提供」と表示しないのはおかしいと思います。企業案件ということを隠している動画は、ステマそのものです。

ステルスマーケティング(英: Stealth Marketing)とは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。アンダーカバー・マーケティング(英: Undercover Marketing)とも呼ばれる。ゲリラ・マーケティングの1つ。

(中略)

ステルスマーケティングは、モラルの観点から、しばしば消費者団体などから非難を受ける。また「やらせ」が発覚すれば、消費者からの信用を落とす。

このように、ステルスマーケティングは、自身の身元や宣伝が目的であることを隠して行われることにより、消費者をだます面や消費者に不利益をもたらす面を持つため、国家によっては法律により規制されている。

また、マーケティングの教科書に「倫理」という新しい項目が加えられるなど、企業倫理の一環として「マーケティング倫理」が意識されつつある。(Wikipedia)

他のYouTuberもそうですが、商品などを企業から提供されてそれを動画にする場合は、モラルの点からも「商品は◯◯会社から提供」などと書くべきなのかもしれません。

2012年には、複数の芸能人が報酬を受け取っていたことを明示しないで、落札できないオークションサイトで安く商品を落札したとブログで記事にしてファンを騙したペニーオークション詐欺事件が発生しています。

「やらせ」がYouTube動画のおもしろさのひとつのようになっていますが、YouTubeにも「モラル」が浸透していくのでしょうか。

ラファエルさんは、もともと4つのチャンネルを持っていて、今後は残っている別のチャンネルで動画を投稿していくそうです。そのチャンネルはすでに69万人の登録者がいます。すぐに元のチャンネル登録者数まで届くことでしょう。YouTubeはどんなことでも炎上をすればするほど人気がでるという不思議な世界なのです。



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