【オウム死刑執行】有田芳生さん「首相と法相は前夜に宴会」と人格攻撃か?

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首相と法相は前夜に宴会でした。壊れものとしての人間」

立憲民主党の有田芳生さんが、オウム死刑囚7人が死刑執行された7月6日、安倍総理と上川法務大臣が前夜に宴会をしていて、「壊れものとしての人間」と人格攻撃をしています。


安倍総理と上川法務大臣が、死刑執行の前夜に宴会をしていて、「人間として壊れている」という意味に読めます。

死刑囚の執行前夜は総理大臣は喪に服していなければいけない、という意味ともとれます。

「壊れものとしての人間」は、大江健三郎が34歳のときに、雑誌に掲載された彼の一連の評論(文学論)が書籍化されたタイトルですが、大江健三郎を連想する人は少ないでしょう。

壊れものとしての人間 (大江健三郎

「赤坂自民亭」の「女将(おかみ)」が上川陽子法務大臣ですからね。印象操作のひどいツイートです。

※出典の書いていない有田芳生さんの画像は片山さつきさんのツイートからパクったもの。

 

「前夜に宴会」?

有田芳生さんが「前夜に宴会」とミスリードのツイートをしているのは、衆院赤坂議員宿舎(東京都港区)で開かれた、自民党の中堅・若手議員が閣僚や党幹部と、くつろぎながら懇談する「赤坂自民亭」のことです。

会合は平成25年4月以来、今回で27回目で、安倍総理の出席は初めてだそうです。

赤坂自民亭は党幹部と中堅・若手議員の距離を縮める目的で有志の世話人が運営、「女将(おかみ)」を上川陽子法務大臣、「若女将」を小渕優子元経産大臣らが務めています。「亭主」には竹下亘総務会長らも名を連ねているそうです。


自民党内での懇親会ということです。政党内での意見調整に重要な会合のように思えますが、「宴会」と書く有田芳生さんのツイートのイメージとはずいぶん実態が違うようです。

「それぞれの役所(部署)がそれぞれに職務をきちんと遂行する」それが大切なことであり、きちんとした対応がなされているにもかかわらず、こうした写真などを切り取って災害や事件に利用することは卑劣な行為ですね。



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