「産経さん、記事中に出る広告は少し選んでほしい」
朝日新聞記者の伊丹和弘さんが産経を批判
朝日新聞記者の伊丹和弘さんが、「産経さん、記事中に出る広告は少し選んでほしい。」と6月22日にツイートしました。
画像の「目隠し処理」は伊丹記者が加工処理したのでしょう。伊丹記者はアダルト広告とは書いていませんが、少女のお尻を「猿が両目を覆っている絵」で隠していて、いかにもそこにいかがわしいものが描かれているかのように想像してしまいます。
さらに、『濡れ透け召喚』の『召喚』の文字も隠してしまい、『濡れ』だけにしています。これでは何も知らない人が誤解するのも当然でしょう。
産経さん、記事中に出る広告は少し選んでほしい。
→ 評価委算定、謙信の愛刀「山鳥毛」5億円超す価値 瀬戸内市、購入資金調達へ https://t.co/qxKRYDQINS pic.twitter.com/C93oM6v8x3— 伊丹和弘@マリサポ兼記者 (@itami_k) 2018年6月22日
「ターゲティング広告」と指摘される
これを見た別のツイッターユーザーが「朝日新聞の伊丹記者がwebで産経新聞読んでるときにアダルト広告が出たのは、ターゲティング広告で、伊丹記者がそうしたサイトを閲覧した履歴が残っていたからだ」などと指摘。
すると伊丹記者は、
ちなみに僕の広告が出たのは会社のスマホ。
そっち系の広告が出るような履歴はありませんw https://t.co/h5wc9DOicf— 伊丹和弘@マリサポ兼記者 (@itami_k) 2018年6月22日
と補足説明しました。
このツイートで、さらに、「会社ぐるみでエロ?」 などとリプライが付き、まとめサイトなどでも取り上げられて大いに盛り上がっています。
ところが……
『戦国アスカ ZERO』
これ、朝日新聞記者もそれを揶揄している人たちも、実はどちらも勘違いをしているのです。
このゲームは、モバイル向けソーシャルゲームの開発の株式会社ORATTA(オラッタ)さんが運営中の戦国美少女RPGゲーム『戦国アスカ ZERO』です。R18でもなんでもない、一般向けの国(なかま)つくりRPGゲームなのです。
https://www.youtube.com/watch?v=_2vX6RREWsk
ゲームに登場する武将が美少女というだけの話で、アダルトゲームでもアダルトサイトでもなんでもないのです。
期間限定『濡れ透け召喚』
朝日新聞の伊丹記者が、産経新聞にクレームを付けた広告は、この『戦国アスカ ZERO』の6月1日から開催された期間限定『濡れ透け召喚』の広告のようです。
【濡れ透け召喚 開催中】
ただいま期間限定『濡れ透け召喚』を開催しておるのじゃ!雨露に濡れた阿国殿や小早川殿たちが、な、なんとも艶めかしい姿となって登場しておるぞよ…!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)
また、本召喚から★6確率が1.5倍に上昇しておる!
限定武将獲得のチャンス増大なのじゃあ!!#アスカZERO pic.twitter.com/UX4mhXtrHt— 戦国アスカZERO (@zeroasuka) 2018年6月1日
美少女が雨露に濡れただけの後ろ姿です。朝日新聞の伊丹記者が加工した画像処理は必要なのでしょうか?
微妙なデコレーションで、余計にいかがわしく見えてしまいます。
画像は、小早川秀秋で、ボイスを声優の阿澄佳奈さんが担当しています。
<12/22 15:00〜追加>
限定★5武将[氷石戦略]小早川秀秋(CV:阿澄佳奈)奥義で味方範囲のHP回復に加え、魅了耐性を付与することのできる貴重な武将なのじゃ!
発言とは裏腹に献身的なサポートをしてくれるぞよ!!(。◕ ∀ ◕。)#アスカZERO pic.twitter.com/I2Ef1rdGt4
— 戦国アスカZERO (@zeroasuka) 2016年12月21日
攻略wiki【戦国アスカZERO】濡れ透け召喚【リニューアル】
アダルトではないと怒り心頭の一般ユーザーたち
#アスカZERO#戦国アスカ
まず、戦国アスカはエロゲじゃないということをご理解いただきたい。
その上で、産経新聞と戦国アスカZEROへ不当に名誉を毀損したことを詫びて欲しいと思います。 https://t.co/VVLJRmTnO0— ろべっち®︎⊿ (@Robecchi) 2018年6月23日
というか大仰な画像処理しとるからエロゲかと思ってたけど、これ『戦国アスカZERO』じゃねえか!!ふざけんな!モバイルゲーム開発者が一体どんな気持ちでappleの曖昧なアダルトコンテンツ判定によるリジェクトと戦ってると思ってんだ!
— 菊紋チュッパチャプスJr. (@rindou440) 2018年6月22日
産經じゃなくて別のニュースサイトを読みに行ったら、くだんの記者氏にデコられたくだんの広告が出てきたのでちょっと見に行った。タイトルは「戦国アスカZERO」、レーティングはGooglePlayStoreでは7歳以上向け。はっきりとエロゲではなかった。配信社はくだんの記者氏を訴えていいと思った。
— Osahiro Nishihata (@_Osahiro) 2018年6月23日
R18ではないゲームをあたかもそうであるかのように扱うのは、7歳以上(GooglePlayStoreのレーティング)18歳未満の顧客を獲得する機会を損なっている可能性があるのではないか、というのは思った。まあ問題はむしろ、新聞社で働いてるんだから広告のしくみくらい同期にでも聞こうよ、てとこだろうけど。 https://t.co/Gmk818ZcDX
— Osahiro Nishihata (@_Osahiro) 2018年6月23日
伊丹記者の加工画像でアダルトゲームと勘違いして、『戦国アスカ ZERO』をアダルトゲーム扱いして伊丹記者を批判している人たちやまとめサイトも問題ですが、そもそも伊丹記者は朝日新聞の記者なんですから、ツイッターで産経新聞を批判しようとする前に、その広告のゲームはどういうゲームなのか、きちんと取材してからツイートをしていれば、なんの問題も起きなかったはずです。
朝日新聞の記者として、あまりにもお粗末な騒動ではないでしょうか。
(※なお、アダルトゲームはアダルトで、きちんとゾーニングさえできていれば、けっして蔑まされるようなものではありません。当記事はアダルトゲームを見下す意図もないものです。)