【画期的】産経新聞が「納税者一揆」デモ参加者を「目視」700人と伝える

バイキンマンが主催者発表で1500円を支払いました。

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国税庁前で3月3日(土)に2回目の「納税者一揆」と称したデモ

デモの参加者を水増しする「主催者発表」は読者を騙す詐欺

いろいろな場面で、フェイクニュースが批判されるようになってきました。

以下略ちゃんが、以前からフェイクニュースの極みと感じているのが、デモのマスコミ記事の「主催者発表」の参加者数です。

「主催者発表って、何だよ?」といつも思います。

「主催者発表」とは「主催者がそう言ってる」という意味にすぎず、実際のデモ参加者数であるとは限らないのです。ひどいときには実際の3倍くらいに水増ししていたりします。

1100人(主催者発表)と書いてあっても、多くの読者は何のことかもわからず、単純に「デモに1100人が集まったんだなあ」と理解するに決まってます。

はっきり言って、詐欺です。

デモは通過するコースの定点で、記者が実際にカウントすれば、参加者数はすぐにわかるわけですから、主催者側が水増しして発表する参加者数をそのまま垂れ流して報道することは怠慢でしかありません。

その場でカウントが難しければ、定点で動画を撮影しておいて、後から動画でカウントすればいい話です。

何のために記者はデモの取材に行っているんでしょう?

デモ主催者に「忖度」するためでしょうか?

以下略ちゃんは、気になるデモのマスコミ記事で「主催者発表」の文字を見つけると、該当のデモ動画を探し出してきて、実際に参加者数を数えて実数を指摘してきました。

https://twi55.com/asahi20180217/

前回2月16日の「納税者一揆」と称したデモでは、朝日新聞が、1100人(主催者発表)が集まった、とフェイクニュースを伝えていたので、「実際に数えたら約740人でしたよ」という記事を書きました。

 

産経新聞が「目視で約700人」と伝える

そんな思いが通じたのか、3月3日の「納税者一揆」と称したデモでは、産経新聞が「東京・霞が関の財務省・国税庁が入る庁舎前には目視で約700人が集まり」と書いていて、とても感動しました。

「目視で約700人」

なんと産経の記者さんは、現場で参加者数をカウントしたのです。

「えらいぞ、サンケイ」

産経ニュース

 学校法人「森友学園」への国有地売却問題で、野党から虚偽答弁があったとして追及を受けている佐川宣寿国税庁長官の罷免を求め…

前回の約740人より若干少ないようですが、ほとんど同じ参加者数のようです。

つまりは前回と同じ参加者が集まったのではないかと推測されます。

 

マスコミ各社は何人と報道したか?

東京新聞 約1000人

森友学園問題の真相解明や、学園への土地払い下げを巡る過去の国会答弁が批判されている国税庁の佐川宣寿長官の罷免を求め、市民団体の呼び掛けで集まった約千人が3日、東京・霞が関の国税庁前や銀座周辺で抗議活動をした。

(東京新聞 2018年3月3日 森友問題、千人が抗議活動 国税庁前で長官罷免求める)

東京新聞は「1000人が抗議活動」と伝えています。「主催者発表」の文字はありません。

水増し、フェイクですね。

 

テレビ東京TXNニュース 約1000人

東京・霞が関の国税庁前には約1000人が集まり、佐川長官の罷免や国会への証人喚問などを求めました。

(確定申告の最中 国税庁長官への批判デモ 3月3日)

テレビ東京TXNニュースの記事でも1000人集まりと伝えています。こちらも「主催者発表」なのか「警察発表」なのかすらわかりません。

 

毎日新聞 約1000人

毎日新聞も、「1000人」ですね。

共同通信 約1000人

この1000人という記事の数社は、自社で取材せずに共同通信が配信した記事をそのまま伝えているのでしょうか?

 

朝日新聞 1500人(主催者発表)

すごいのは朝日新聞です。

なんと1500人と伝えています。

(主催者発表)と書いてあって、「主催者がそう言ってるだけだからね。違っていても朝日の責任じゃないよー」と言わんばかりのいつものスタイルですね。

朝日新聞は自社の取材記事のようです。

朝日新聞は事実を報道する気があるのでしょうか?

朝日新聞にとっては、間違った内容でも、それを発言している人がいるという事実があれば、それは事実を伝える正しい報道ということなんでしょうね。

以下略ちゃんと朝日新聞では、求めている「事実」の定義が異なるようです。



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