「平成の政治を幼稚にした10人発表、1位は鳩山氏、2位は安倍氏」…怪しいランキングサイトの見分け方

今回は「ランキングサイトに騙されるな」がテーマです。

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作ってはいけないランキングサイトの例

モノが溢れている昨今、消費者は何を購入していいのか、迷うことがあります。情報が溢れていて、自分で比較するのも時間がかかるし面倒といえば面倒です。

そこで活躍しているのがランキングサイトです。なんだかんだいっても、日本人はランキングが好きらしく、ランキング形式にして上位に取り上げた商品は売上があがるらしいです。

一方で、そのランキングがランキングを付けた人にとって利益が大きい順番だとか、売りたい商品の順番だとかでは、ちょっと困りますよね。

そのようなサイトは、本当に役に立つランキングなのかが疑わしいですし、場合によっては間違った情報を与えられてしまうことにもなります。役に立つランキングかどうかを見極めるには、次の3つのポイントが重要です。

  1. ランキングの根拠は何なのか
  2. 大量のデータを元にしているのか
  3. そのデータは客観的なものなのか

ランキングを見かけた場合は、この3つに注意して、作り手側の意図に騙されないようにしましょう。



怪しいランキングサイトの条件にぴったり合致する記事

怪しいランキングサイトの条件にぴったり合致する記事がツイッターのタイムラインに流れてきました。

この記事によれば、平成の政治を幼稚にした10人のランキングは、

  • 1位 鳩山由紀夫(71)/首相
  • 2位 安倍晋三(64)/首相
  • 3位 小池百合子(66)/東京都知事
  • 4位 小泉純一郎(76)/首相
  • 5位 野田佳彦(61)/首相
  • 6位 菅直人(72)/首相
  • 7位 小沢一郎(76)/自由党代表
  • 8位 麻生太郎(78)/首相
  • 9位 田中真紀子(74)/外務大臣
  • 10位 稲田朋美(59)/防衛大臣

だそうです。

しかし、この記事のランキングには納得のできない点が多いです。

「元議員、ベテラン政治記者ほか政治のプロ54人が選出」と、ありますが、54人で満足できるデータ数なのでしょうか?

そのデータ、政治のプロ54人は客観的なデータなのでしょうか?

そもそも、ランキングの根拠は何なのでしょうか? 不明なことばかりです。

怪しいランキングサイトの典型みたいに見えてしまいます。

政治を幼稚にしているのは、このような怪しいランキングをドヤ顔で出してくるマスコミの方じゃないのかと思うのでした。

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