「映り込み」画像を誤って投稿してしまった時の対処法について考えてみた

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映り込み合成画像の作り方

そもそも「本物の映り込み」か「合成画像」なのかを判断することは難しい

「自称主婦のネトウヨ、正体が映り込みで男性だと判明」というようなツイートやら、まとめ記事やらがタイムラインに流れてきました。

その画像には、黒い部分にうっすらとスマホで撮影している男性の姿が映っています。いわゆる『映り込み』です。

パソコン画面をスマホで撮影して、モニターの光沢面に自分の姿が映っているのに気が付かずに投稿してしまった、という画像のようです。

一部の人たちが、「主婦のふりをした男性」と言って、それを喜んで拡散しています。元衆議院の女性議員のMさんもツイキャスで話題にしていました。

以下略ちゃん的に、とても違和感がある光景です。

そんなに簡単に信じてしまっていいんでしょうか。そもそも「本物の映り込み」か「合成画像」なのかを判断することは難しいのです。

光沢面に何かが映り込んでいる画像なら、5分もあれば簡単に作成できますよ。

 

試しに映り込みの合成画像を作って、皆さんの反応を見てみることにしました。

果たして、「以下略の姿が映り込んでいるぞ」などと騒いでくれるでしょうか?

楽しみです。

 

素材画像を集める

まず、下地となる画像Aを用意。

次に映り込む人物の画像を用意します。

今回は無料画像素材のphotoACから、無料画像をダウンロードしました。

この合成画像がうまく作れるかどうかは、この人物画像の選択にかかっています。

 

AviUtlによる「映り込み」合成コラ画像の簡単な作り方

素材が集まったら、さっそく画像を合成してみましょう。

画像の合成には、無料の動画編集ソフトAviUtlを使用します。AviUtlは動画編集ソフトですが、画像の編集も簡単にすることができます。

映り込む人物の画像は、女性の画像を使うことにしました。

AviUtlで、下地の画像Aの上に、人物の画像をちょうどいい大きさに拡大して、透明度90で重ねます。

たったこれだけです。これで出来上がりです。5分もかからないですね。

透明度は80から90の間で調整するといいと思います。

出来上がった画像はこれです。

うっすらカメラを構えた女性が映り込んでいます。

さらに手間さえかければ、どんな複雑な合成画像でも作ることは可能です。

 

ツイッターの反応

さっそくツイッターに投稿してみました。


さっそく、リプライをいただきましたが、下地のNHK削除画像への反応です。


マズイ! モデルのポーズ選択が甘かったかもしれません。

その後も、NHKの動画削除についてのリプライばかりが続きます。

 

ようやく、映り込みについてのリプライが付きました。


うっ、やはりモデルのポーズの選択ミスか?

その後も、やはりNHKの動画削除についてのリプライばかりが続きます。

映り込みだと信じてくれたリプライも付きました。

成功です。

やはり、ポイントは合成するモデル画像の選択だけのようです。

 

結論

  1. 「映り込み」のような画像が流れてきても、すぐに鵜呑みにしてはいけません。おそらくネットで「映り込み」として炎上している画像の中には、愉快犯的に合成画像を流しているケースがあるものと考えられます。合成画像を作るのはとても簡単です。顔がわかっている著名人でもないかぎり、そこに映っている人物が投稿者本人である確証はどこにもないのです。
  2. 万が一、誤って自分で本物の「映り込み画像」を投稿してしまった場合には、ツッコミが入った場合は、慌てずに、「釣られたな。これは、AviUtlで透明度90で2枚の画像を合成して作ったコラ画像だ。情弱め」と言い返しましょう。慌ててはいけません、慌てると本物の映り込みだとバレてしまいます。AviUtlが何だかわからなくてもかまいません。そのように堂々と言い返せば、炎上することはないと思います。

(※YOSHIHIKO様には、この後、DMにてご説明済み。その他、コメントを引用させていただきました皆様、ありがとうございました)



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