画像は立憲民主党のフォロワー数、NHKニュースウオッチ9より
なぜか減っているフォロワー数
アメリカの大手フォロワー販売業者が捜査か?
フォロワーの販売は、ツイッター規約には反してはいるものの、法的には問題がないと信じられてきました。
ところが、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
ニューヨークのSNSのフォロワーの大手販売業者「Devumi(デブーミ)」を、他人の身元を盗み、ソーシャルメディアのユーザーに大量の偽フォロワーを売った疑いで捜査するというのです。
米NYの「Devumi」はSNSユーザーに大量の偽フォロワーを販売したとされる。同州司法長官はなりすましや詐欺は違法とし…
アカウントを大量生産する際に、第三者のアカウントのプロフィール写真などをコピーして利用していた疑いということのようです。フェイクアカウントではなく生きた偽アカウントを大量生産するためです。
フォロワーを買っている人たちの中には、フォロワー数を増やしたい俳優や起業家、政治コメンテーターなどが含まれている、と記事は伝えています。
捜査の結果がどうなるのかはまだわかりませんが、ひとつだけ確かなことは、このニュースの影響で多くのフォロワー販売業者の作成したアカウントが、かなりの数、凍結されるのではないかといえることです。
ツイッターのフォロワーの話題で、まっさきに連想されるのは、立憲民主党アカウントのフォロワー数です。昨年10月7日に記事にしましたが、立憲民主党アカウントのフォロワー数推移のその後を追ってみます。
以下略ちゃんのフォロワー数推移
ツイッターは、毎日、中身のあることをつぶやいていれば、だんだんとフォロワーは増えていくものです。
以下略ちゃんのフォロワー数は、アナリティクスによれば過去28日間で+427です。
2018年1月は、+513
2017年12月は、+938
11月は、+714
10月は、+842
9月は、+671 です。
ところが、人為的にフォロワーを増やした場合は、同一人が大量作成したアカウントが凍結されるなどして、人為的な作業を止めてしまった途端に、徐々にフォロワーが減っていくという現象が起こります。
3000フォロワーを購入したゴゴ通信さんの現在
10月7日の記事では、ゴゴ通信さんが1万1千円で3000フォロワーを購入したことをご紹介しました。
このゴゴ通信さんの実験アカウントが購入した3048フォロワーが、現在、どうなっているかというと、
2月2日現在、1948人になっていました。1100人減っています。
確認のために10月7日に購入されたフォロワーだったゆーすけ@uouewiazjj2586をチェックしてみると、すでに凍結されていました。
大幅にフォロワーが減っている鈴木まりこ(事務所)
同様に記事でご紹介した、自由党の鈴木まりこ(事務所)アカウントは、10月7日の11万5802フォロワーが、2月2日には8万2663フォロワーに減っていました。差し引き3万3139人減っています。
奇妙な立憲民主党アカウントのフォロワー数推移
2017年12月22日のNHKニュースウオッチ9で放送された記事では、立憲民主党アカウントのフォロワー数は、18万6158人であるとしています。
それが、2018年1月16日には18万4055人⇨1月25日には18万3641人⇨2月2日には18万0387人と、毎日少しずつ減少しています。
12月22日のNHKニュースウオッチ9の18万6158人からは、現時点で5771人減っています。
フォロワー数のピークがいつだったのかは明らかではありませんが、立憲民主党のフォロワー増加は、ある時をピークにピタリと止まり、現在は毎日、少しずつ減少しているようです。
立憲民主党アカウントは、毎日つぶやいています。当然、現在でも自然なフォロワーの増加はあるはずです。この減少数は、まともなフォロワーの増加数を加えた上でも、トータルで減少しているということになります。つまり凍結で消えたアカウントはもっと多いということが推測されます。
フォロワーを人為的にいっきに増やすことはできても、徐々に増やすことは難しいものです。あれほど勢いよく短期間でフォロワーが増えていた人気アカウントであるならば、その後も徐々に増え続けるはずですが、そうはなっていません。これは奇妙なことです。
人為的なフォロワー増加が疑われるケースでは、増やす作業をやめてしまうと、このような不思議な現象が見られるようになってしまいます。
やはり、立憲民主党アカウントは人為的なフォロワー増加が行われたという疑惑が払拭できません。
減少傾向だったものが、29日の「Devumi(デブーミ)」捜査のニュースの直後からさらに大きく減っています。
自民党広報アカウントの場合
ちなみに自民党広報アカウントは、2018年1月25日に、13万7505人だったものが、2018年2月2日には、13万7677人と、1週間で172人増えています。このくらいの数が自然な増加数だと考えられます。
枝野幸男代表のアカウントの場合
立憲民主党の枝野幸男代表のアカウントは1月25日の10万1532人が、2月2日には10万2079人と、1週間で547人増えています。
枝野幸男代表のアカウントでは、自然なフォロワー増加がみられているのですから、立憲民主党のアカウントの方が減るということは不可解です。
安倍晋三総理のアカウントの場合
安倍晋三総理のアカウントは、1月25日の86万4783人が、2月2日には86万6739人と、1週間で1956人増えています。
これらのアカウントと比較すると、いかに立憲民主党アカウントのフォロワー数推移が異様であるかがわかると思います。