400メートルトラックの内側の面積は
今回は、前回の記事の続きです。ふたたび沖縄県民大会の参加者7万人のフェイクについて検証します。
陸上競技場8レーンの400メートルトラックのインフィールドの正確な大きさがわかりました。
トラックの内側を「インフィールド」といいます。
80メートルの直線に、半径37.898メートルの半円が両脇に付いている図形になります。
面積は、長方形の部分が6063.68㎡
半円の部分がそれぞれ2256.075㎡です。
比較対象画像として、Jリーグなどのサッカー大会も行われる神奈川県の川崎等々力陸上競技場を見てみます。
この川崎等々力陸上競技場の収容人員は整備された観客席で27494人です。
収容人員とは、観客席の数であり、インフィールドの芝生に人を入れた場合の人数ではありません。
那覇市の奥武山陸上競技場の収容人員は9000人とされており、観客席が整備されていませんが、これは周囲の芝の観客席に相当する部分の収容人数だと思われます。
11日の那覇市の奥武山陸上競技場での沖縄県民大会の空撮画像がこれです。
11日の沖縄県民大会の空撮画像を見ると、周囲の芝の部分は、全体の約半分しか人が入っていません。入り口の外の人と合わせて、せいぜい5000人どまりです。
となると、7万人にするには、インフィールドの部分で65000人必要です。
インフィールドの部分には、ほとんど人のいない半円部分があり、人が埋まっている部分の面積は、6063.68㎡+2256.075㎡=8319.755㎡です。
ここに65000人押し込むには、1㎡あたり7.8人という計算になります。これは不可能に近い過密度です。
以下のサイトに、混雑度6人/㎡のイメージ画像があります。混雑度が6人/㎡前後というのは、人の移動が不可能になる状態のようです。
1㎡あたり7.8人という数字は、ありえない、無理な数字であることがわかります。
空撮画像を見ても、とても混雑度7.8人/㎡あるとは思えません。
普天間飛行場:県内移設反対 沖縄県民大会に7万人 – 毎日新聞 https://t.co/7GQyNnaRun
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2018年8月13日
この毎日新聞のニュースの画像や動画を見ると、参加者は両手を広げたり、座っていたりします。
せいぜい 混雑度は2人/㎡のレベルではないかと思います。
以上を合算すると、
8319.755(㎡)×2(人)=16639.51(人)
これに外側と入り口の外の約5000人を加えて、
だいたい最大で参加者数は約21600人だったのではないかと試算されます。
国会前のデモなどと違って、競技場ですから、入り口は限られています。計測は可能なのに、どうしていいかげんな数字を出すのでしょうか?