『はじめの一歩』をお書きになられている漫画家の森川ジョージさんが、2021年10月22日、最近話題になっている「表現規制の問題」について連続ツイートをされています。
とても刺さるツイートでしたので、今回は、そのまま引用させていただきます。
とても大切な話なので、皆さん、よく考えて、選挙に行きましょう。
表現の規制をとっかかりに 表現の強制になる可能性がある
表現規制の問題はとても思うところがあります。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 21, 2021
確かに目を背けたくなる絵もあります。
僕自身も多くの人の目に触れるものは健全であるべきと考えます。
以前、都条例の時に大先輩が反対派の先鋒として戦っていました。
とても疲弊していました。
たまらず僕は声をかけました。→
→「あなたの作品は規制に引っかかるものではない、該当作家ではないのに頑張る必要はない」と。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 21, 2021
先輩はこう答えます。
「萎縮していたらいいモノは描けないよ、それを大前提として聞いてほしい」との前置きで
「いいモノ悪いモノの線引きは誰がするんだい?」→
→「表現規制とは表現が不自由になることではないんだよ。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 21, 2021
もしその線引きを時の権力者に委ねてしまったら、やがては彼等の都合のいいモノしか描けなくなる可能性がある。
自分はそれを見てきた。
そういう時代から来た。
キミ達や次の世代にそれを味わわせたくない。
繰り返しちゃいけないと思う」→
→絶句しました。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 21, 2021
それまで表現規制反対は作家にとって我田引水のことでしかないと思っていましたが、
先輩の言葉を聞いてより深く考えるようになりました。
時の権力者とは政治家さんや多数派の意見を指すのだと思います。
そしてその人達も正義の上に発言をしているのです。
難しい問題です。→
→先輩の意見が全て正しいとも思いません。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 21, 2021
甘えてはいけません。
他人に線引きを委ねないと際限がなくなる場合もあります。
ただ表現規制の文字を見るといつも思い出します。
[次の世代に….時代を繰り返しちゃいけない」
こんなアプローチがあったのかと考えさせられます。→
→そりゃ規制なんてない方が自分には都合いいです。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 21, 2021
でも次の世代、どんな時代になるのかという考え方は知りませんでした。
賢くないのでここで答えも出せません。
規制という言葉を見かけた時、考える材料になればと思って書きました。
それだけです。→
→現在、漫画家協会に所属していますが団体としての総意ではありません。
— 森川ジョージ (@WANPOWANWAN) October 21, 2021
僕個人の呟きです。