『彼岸花が咲く島』で芥川賞を受賞された台湾出身の李琴峰(り・ことみ)さんの、「本当に腸を断ってくれないかな #安倍やめろ」という昨年2月29日のツイートに、病気を揶揄したツイートとして通報が殺到したようです。
Twitterルールに違反したとTwitter運営から警告を受け削除した李琴峰さんが、この「#安倍やめろ」ツイートについて、釈明をされています。
安倍前総理の指定難病について全く知らなかった?
2020年2月当時、李琴峰さんは、安倍前総理の指定難病について全く知らなかったのだそうです。
自分がした発言に対して(誹謗中傷でない限り)批判が寄せられるのは仕方のないことだが、1つだけ。
— 李琴峰|『彼岸花が咲く島』芥川賞受賞 (@Li_Kotomi) July 19, 2021
「本当に腸を断ってくれないかな」という2020年2月の私の発言を、安倍晋三元首相の持病(潰瘍性大腸炎)に対する揶揄と解釈する人がいるが、これは違う。
2020年2月当時、私は彼の持病について全く知らなかった。私は安倍晋三元首相のことは嫌いだが、流石に持病を揶揄するようなことはしない。
— 李琴峰|『彼岸花が咲く島』芥川賞受賞 (@Li_Kotomi) July 19, 2021
上記の発言は、もっぱら彼の「(一斉休校措置は)断腸の思い」という発言に対して批判したものだった。
伝わる人に伝わればいいと思う。
安倍晋三 前総理は指定難病の「潰瘍性大腸炎」に苦しめられ、2回も総理大臣を辞任されています。
安倍 前総理と「潰瘍性大腸炎」の話は、ウィキペディアを読めばすぐにわかるほど有名な話です。
仮に、李琴峰さんが安倍 前総理の「潰瘍性大腸炎」を知らなかったというのが本当だとしたら、そのような基本的な情報も知らずに、調べもせずに、日本に来て日本の総理大臣を批判していたことになります。
作家として、あまりにも無知で杜撰な話です。
そんなに浅いものだったのかと、呆れてしまいます。
日本の政治に対する深い知識すら全くないのではないかと、疑われます。
体調が原因で刑務所に入れないってことになると困る
先日、批判が集まり削除した「安倍晋三さんには元気でいてほしいな。体調が原因で刑務所に入れないってことになると困る。」というツイートも、安倍 前総理のご病気を揶揄したものでした。
安倍 前総理の辞任のニュースを見ていれば、「潰瘍性大腸炎」の話は出てきたはずです。
にもかかわらず「体調」を揶揄されています。これは、どういうことでしょうか?
もしかすると、知らなかったのではなくて、知っていたけど「緊張するとお腹を壊す癖」、程度の理解で「指定難病」というものを考えていたのかもしれませんね?
日本の政治に対する無理解・無関心が凝縮された言い訳
李琴峰さんは、炎上対策なのかリプライ制限をして返信コメントを書き込めないようにしていますが、それでもこの「知らなかった」という言い訳には、数多くの批判的な引用コメントが付いています。