前回の記事で触れたYahooの「選択的夫婦別姓の導入の賛否アンケート」ですが、
実施期間:2021/3/5(金)〜3/15(月)の予定で実施されていたのに、
1週間も早く3月8日に突如、
※3/8追記
こちらの設問は、一部のユーザーにより複数回投票されている可能性があるため、投票を締め切りました
という理由で、投票が締め切られました。
賛成 35.7%(45,161票)
結果は、
反対 62%(78,486票)
賛成 35.7%(45,161票)
分からない 2.3%(2,945票)
でした。
複数回投票できるのはYahooの仕様
126,592票【結果】選択的夫婦別姓の導入、どう思う? – Yahoo!ニュース みんなの意見 https://t.co/OanRUS2xDC
一部のユーザーにより複数回投票されている可能性がある
って、複数回投票できるのはYahooの仕様ですよね。
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) March 10, 2021
Yahooのアンケートは、一度投票をすると、再びページを開いても「すでに投票済みです。」と表示されて複数回の投票ができないようになっています。
しかし、それはそのブラウザだけの話で、Google Chrome、Firefoxなど別のブラウザでページを開けば、また投票ができてしまいます。
ポータブルブラウザをコピーして増やしていけば無限に投票が可能ですし、シークレットウィンドウでも同様に複数回投票が可能です。
つまり、複数回投票できるのはYahooアンケートの仕様であって、今回に限ったことではないのです。
賛成派も反対派も、どちらも公平に複数回投票ができる。
他のアンケートは途中で打ち切らないのに、今回に限っては、このように打ち切るのは不可解です。
複数回投票できる仕様である以上、いったん始めたアンケートは最後まで続けないとおかしいと思います。
ちなみに、今回のYahooアンケートの夫婦別姓賛成 35.7%(45,161票)は、
平成24年の法務省の世論調査の結果 法律を改めてもかまわない35.5% とほとんど同じ結果です。
そういう意味では、今回の「夫婦別姓賛成 35.7%」の結果が特にイレギュラーなものとは考えられません。
平成24年の世論調査の結果
平成24年の世論調査の結果「選択的夫婦別氏制度に関する世論調査結果(総数比較)」
ピンク色が「法律を改めてもかまわない」
平成24年の世論調査では、
法律を改めてもかまわない……35.5%
夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだが、婚姻前の氏を通称として使えるように法律を改めることはかまわない(丸川珠代さんのようなケース)……24.0%
夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきであり、法律を改める必要はない……36.4%