毎日新聞が2020年12月24日、
「ガースー」の愛称で呼ばれた菅義偉首相は最近、役所やネット上で「スガーリン」とも呼ばれています。
と主張する記事を投稿しました。
「ガースー」の愛称で呼ばれた菅義偉首相は最近、役所やネット上で「スガーリン」とも呼ばれています。https://t.co/wFYbTHpdLm
— 毎日新聞 (@mainichi) December 24, 2020
ネット上で「スガーリン」とも呼ばれています。(毎日新聞)
…本当でしょうか?
では、いつ頃から、誰がそのように呼び出したのか?
とても気になりますよね。
Twitterで、「スガーリン」の来歴、最初の「スガーリン」を調べてみました。
最初の「スガーリン」は2015年
調査の結果、削除や凍結されずに現存している「スガーリン」ツイートは、2015年5月17日のこのツイートでした。
けっこう古いですね。
大阪の自民党は胸を撫で下ろしているか。菅(スガーリン)同志が怖いから。
— 編集者 伊勢田陽一 (@luckymens) May 17, 2015
しかし、その後「スガーリン」はまったく広がらず、次に発見できるのは2018年のツイートです。
安倍晋三も無能だが、スガーリンこと菅官房長官始め側近連中も馬鹿ばかりかよ。自民党は終わっている。 https://t.co/hZY45zDkwY
— fukushimah (@fukushimah) January 13, 2018
このアカウントは「スガーリン」を複数ツイートしていますが、やはりまったく流行することはありませんでした。
2015年頃から登場する別の「スガーリン」
ちなみに2015年頃から登場する「スガーリン」は、この方が多いです。
「りべるたん自由派を打倒する!」と言うスガーリン。「もう容赦できない!」 pic.twitter.com/Crv7LPflwZ
— りべるたん (@libertine_i) November 14, 2015
どなたでしょうか?
労働するスガーリン pic.twitter.com/zxENFeZN5V
— りべるたん (@libertine_i) December 5, 2015
すいません、不勉強で存じ上げません。
最初のハッシュタグは2020年9月2日
で、菅義偉=「スガーリン」を流行らすべく、最初にハッシュタグ化したツイートがこれです。
#ガースー 転じて #スガーリン … https://t.co/Xsbk5UV6NT
— ANT3-∃∃∃😷 (@Zero_B_Eventail) September 2, 2020
令和おじさんはスターリンの転生後の姿説😱#菅義偉#スガーリン https://t.co/dguO6xQpQI
— 苦悶我喘 (@SpiderKumongaaa) September 2, 2020
2020年9月2日ですから、つい最近ですね。
Twitterといえども、気に入らない相手のイメージを落とすための地道なSNSでの工作活動が行われていることがわかりますね。
工作活動は組織的とは限りません。
それをついにマスコミである毎日新聞が取り上げてしまったわけです。
毎日新聞さん、あなたが流行らそうとしているんでしょ(笑)