群馬県草津町の町長室で、黒岩信忠町長といかがわしい行為をしたと新井祥子元町議が主張、黒岩町長はこれを全面的に否定。立証責任のある新井祥子元町議はいまだ何の証拠も出さず、二人の主張は真っ向から対立しています。
つまり、まだ、問題の2015年1月8日に、具体的に何があったかすら確定していません。
さらに2019年12月2日の本会議で、中澤康治議員が発議した草津町町長不信任決議案の賛成討論で、新井祥子元町議はとつぜん「私だけではなく、何人もの女性が被害にあっている、あなたは草津町の町長として欠格だ」などと発言しました。
新井祥子元町議は、この「私だけではなく、何人もの女性が被害にあっている」という発言についても、現在に至るまで何ら具体的な内容も根拠も明らかにしていません。
2019年12月16日、黒岩町長は事実無根だとして、新井祥子元町議とライターの飯塚玲児氏、中沢康治町議に慰謝料4400万円と記事の削除、謝罪広告掲載などを求め前橋地裁に提訴しています。
黒岩町長は、新井、飯塚両氏を名誉毀損の疑いで長野原署に刑事告訴もしています。
英文記事で黒岩町長の「性的暴行」と、複数の「犯罪歴」を何の根拠もなく断言
「ポルノ・買春問題研究会|国際情報サイト」なるアカウントが「群馬県草津町の新井祥子議員に対する不当なリコール運動について、英語記事を掲載」したと11月29日にツイートしています。
この英文記事について、弁護士 吉峯耕平さんが「この記事は黒岩町長の「性的暴行」と、複数の「犯罪歴」を何の根拠もなく断言しており、完全な名誉毀損」「記事は撤回、黒岩町長に謝罪して、その旨を英文で公表するべきです」と、指摘されています。
これはCaroline NormaさんとEmma Daltonさんが書いた記事です。
Caroline Norma & Emma Dalton: Big-time misogyny in small-town Japan https://t.co/PaKl9PPloB
群馬県草津町の新井祥子議員に対する不当なリコール運動について、英語記事を掲載。— ポルノ・買春問題研究会|国際情報サイト (@appjp_kokusai) November 29, 2020
記事は撤回、黒岩町長に謝罪して、その旨を英文で公表するべきです。https://t.co/CYwXkUiqhU
— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
APP研とPAPS
ポルノ・買春問題研究会(Anti Pornography and Prostitution Research Group)の略称は「APP研」。
ポルノグラフィや買春をはじめとしたセクシュアリティの諸問題の研究を目的として、1999年12月に結成された「反ポルノグラフィ」、「反・売春」、「反・買春」を掲げる保守的なラディカル・フェミニズム団体。
外郭団体としてPAPS(ぱっぷす、People Against Pornography and Sexual Violence:ポルノ被害と性暴力を考える会)があります。
PAPSは、アダルトビデオへの出演強要や児童ポルノなどの被害にあった女性や男性からの相談を受け付け、DVDの販売停止・回収やネット動画・画像の削除などの支援活動を行っているNPO法人です。
APP研の「国際情報サイト」にPAPS国際顧問のキャロライン・ノームが新井祥子擁護、黒岩町長批判の英文記事を掲載している。
この記事は黒岩町長の「性的暴行」と、複数の「犯罪歴」を何の根拠もなく断言しており、完全な名誉毀損。無茶苦茶である。
草津町長を貶める、国際的プロパガンダ。 https://t.co/GdKXHzMSW4— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
「2015年1月、町で最初かつ唯一の議員である新井祥子が、選挙民の相談をする約束で町長室を訪れたところ、(黒岩)町長は新井に対して性的暴行を実行した。町長は、町役場職員に対して同様の犯罪を複数犯していたが、新井はその被害者の中で、最初で唯一の告発者となった。」https://t.co/pSM7P4nRvx
— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
上記は吉峯訳であり、正確を期すために重要部分の原文を掲げる。
「性的暴行を実行」
the town mayor sexually assaulted… Arai Shouko
「同様の犯罪を複数犯していた」
He had a history of similar offences— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
これを受けて海外の報道となったのであろう。そしてハフィントンポストが取り上げるという流れ。https://t.co/DA6uua0RyC
— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
APP研は、ノーマの記事を掲載しただけでなく、Tweetで新井議員を「性暴力被害者」と表現している。これは、黒岩町長の犯罪又は不法行為を決めつけた表現であり、やはり名誉毀損あたるだろう(新井議員を性暴力被害者と立証できない限り)。https://t.co/PakGheXpL8
— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
また、ノーマが国際顧問を務めるPAPS(ポルノ被害と性暴力を考える会)の関係者が、本件の拡散に関与している。
PAPS副理事長北原みのりは、AERAに2本の記事を掲載。情報拡散の主力を担った。https://t.co/fGv5aqRsZWhttps://t.co/ROPGWJNwxv
— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
森田成也は、新井議員によるとPAPSを「運営している方」だが(また、ウェブ上の情報によるとAPP研のスタッフとも言うが詳細不明)、ノーマとともに記者会見に同席し、「これ世界に知られたらどうなります? とんでもない野蛮な国だ日本はということになりますよ」と発言。https://t.co/L32gYMNUWB
— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
ノーマ記事は新井議員の主張が真実と立証できない限り完全に名誉毀損であり(真実相当性でもよい。いずれにしても立証は不可能だろう)、これを掲載したAPP研は組織として責任を免れない。
PAPSが記事掲載の関与は不明確だが、森田成也の発言からも、積極的に関与した可能性が窺える。— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
APP研・PAPS関係者は、かなり組織的に新井議員の擁護を進めてきた。そこに、黒岩町長が無実なのではという配慮は全く感じられず、PAPS国際顧問ノーマとAPP研は完全に黒岩町長を犯罪者と決めつけた。
被告発者の犯罪を根拠無く決めつけた組織的なバッシングであり、#metoo の暴走と言わざるを得ない。
— 弁護士 吉峯耕平(「カンママル」撲滅委員会) (@kyoshimine) December 10, 2020
Emma Daltonさんのツイート
問題の英文記事の投稿者のひとりEmma Daltonさんは、この「ポルノ・買春問題研究会|国際情報サイト」さんのツイートをリツイートするとともに新井祥子元町議を擁護するツイート、リツイートを繰り返しています。
村八分の闇「多くの女性が踏み出したくても踏み出せない「性被害の告発」という勇気ある一歩を、しっかり検証される前から、頭ごなしに否定されるという「ミソジニー溢れる男性社会の縮図」まで見せつけることになりました」https://t.co/IO7961UtBj
— Emma Dalton (@emmadal1977) December 7, 2020
英文記事に弱い日本人の弱点を利用して英語で世論を誘導しようという、慰安婦問題と同じようなプロパガンダですね。