(写真は手作りマスク)
4月7日、朝日新聞が「行動制限へ転換のシンガポール、洗えるマスク配布始まる」という記事を配信しました。
えっ、朝日新聞さんは、布マスクはWHOが「どんな状況でも勧めない」と言っている、という立場でしたよね。
シンガポールでは1人1枚の布マスクを配布
1世帯に2枚の布マスク配布の日本に対して、シンガポールでは1人1枚の布マスクを配布するそうです。
行動制限へ転換のシンガポール、洗えるマスク配布始まるhttps://t.co/uXOkkdgSuN
1家庭に2枚の布マスクが配られることになった日本に対し、1人1枚の布マスクを配ることを決めたシンガポール。5日から地域のコミュニティーセンターなどを通じた配布が始まった。
— 朝日新聞名古屋編集局 (@asahi_nagoya) 2020年4月7日
新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、1家庭に2枚の布マスクが配られることになった日本に対し、1人1枚の布マスクを配ることを決めたシンガポール。5日から地域のコミュニティーセンターなどを通じた配布が始まった。政府は外出自粛を求めているが、どうしても外に出る必要がある場合はマスクをつけるよう促している。(朝日新聞 2020年4月7日)
「このウイルスは非常に早く広がる。無症状でも広がる。だから、私たちは自分の会う相手が、すでに感染していると考えて行動すべきだ。私たちの誰もが、集団感染を産みかねないのだ」
ということです。
ちょっと待ってください。
朝日新聞は、
医療用マスク着用、布マスク着用、マスクをつけたり外したりする人で感染リスクを比較した研究によると、布マスクをつけた人が最も呼吸器疾患やインフルエンザ症状を示した人が多かった。WHOは、新型コロナ拡大期の布マスク使用は「いかなる状況においても勧めない」
と言っていましたよね。
医療用マスク着用、布マスク着用、マスクをつけたり外したりする人で感染リスクを比較した研究によると、布マスクをつけた人が最も呼吸器疾患やインフルエンザ症状を示した人が多かった。WHOは、新型コロナ拡大期の布マスク使用は「いかなる状況においても勧めない」とする。https://t.co/QHK3Td86sk
— 福地慶太郎(朝日新聞記者) (@kei_fukuchi) 2020年4月2日
マスク入手困難のため、窮余の策で
市民はやむなく布マスクを自作した。
手持ちの材料で、お金はかからない。
新聞も生活情報として報じてきた。
今回の「2枚配布」は次元が違う。
「ないよりはマシ」程度のものに
巨額の血税を投じる愚策。
各新聞は臆さず批判すべきだ。https://t.co/TwuNaNwOOF— 東京新聞労働組合 (@danketsu_rentai) 2020年4月2日
「ないよりはマシ」程度のものに
巨額の血税を投じる愚策。
各新聞は臆さず批判すべきだ。
と東京新聞労働組合さんもおっしゃられています。
どうして「シンガポール、洗える布マスク配布始まる」の記事には、WHOは、新型コロナ拡大期の布マスク使用は「いかなる状況においても勧めない」という専門家のコメントを掲載しないんですか?
朝日新聞は、シンガポールの愚策を臆さず批判しないとダメですよね。