【週刊誌国会】低レベルな立憲・杉尾秀哉議員による安倍昭恵氏の桜写真追及…妻は夫の所有物なのか?

(写真は河津桜(カワヅザクラ)、2月中旬から咲き始める早咲きの桜です。)

立憲民主党の杉尾秀哉 参院議員が3月27日の参議院予算委員会で、いつ撮影されたものかもわからない週刊誌の写真だけをソースに、安倍晋三総理の妻・昭恵夫人の花見写真について追及をされました。

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なぜ週刊誌ベースの質問を国会でするのか?

杉尾秀哉 議員の質問には、自分で裏取りをした形跡がありません。週刊誌から事前に記事を提供され、それだけをネタ元に国会で質疑をしている疑いがあります。

安倍総理の説明では「レストランで知人と会合を持った際に桜を背景に撮影を行った。東京都が自粛を求めている公園での花見のような宴会を行っていた事実はない」ということでした。

桜といっても早い時期に満開になる品種もあります。

「3月下旬」とあるだけで、日時すらわからない情報です。

小池百合子都知事の「自粛要請」の前か後なのかすらわかりません。

これでは、月曜日発売の週刊誌の売上を上げる目的で、国会を利用して週刊誌の宣伝をしているだけのようにも見えてしまいます。

 

 

杉尾議員も「花見」?

杉尾秀哉 議員は、うっかり自分でフェイスブックに投稿してしまった「あんずの花見」の写真を慌てて削除したという情報もあります。

「あんずの花を見た」写真を国会議員が投稿しても何の問題もないと思います。

なのに削除してしまうということは、自分も「何の問題もない花見の写真」を追及していたという自覚があるのでしょう。

 

結局、「安倍昭恵さんの花見」が危険だと思うのならば、別の機会に批判すればいいだけの話です。

 

なぜ妻の行動の責任を夫に負わせようとするのか?

このように隙あらば、昭恵さんの写真は週刊誌や野党議員が、販売部数増加によるお金儲けや倒閣目的で悪用することは容易に想像できます。

昭恵さんの行動は迂闊であることは間違いがありません。脇が甘いのです。

脇の甘さに批判が出てしまうことは仕方がないことです。

 

しかし、立憲民主党の議員が、「安倍昭恵さんの花見写真」を元に夫の安倍晋三さんの責任を追及するのも違和感があります。

 

 

 

「ジェンダー平等」?

杉尾秀哉 議員の質問に影響されて、このようにツイートする落語家さんもいらっしゃいます。

 

妻の行動は夫が管理すべきであるという主張のようです。

 

そうでしょうか?

安倍昭恵さんは、経済的に夫の安倍晋三さんに依存しているのかもしれませんが、私人であり、別人格の人間です。

妻は夫の所有物でも従属物でもありません。

 

立憲民主党は「ジェンダー平等」を公約にあげています。

 

「ジェンダー平等」とは、

女性が男性に比べて経済的に不利な状況があり、支配・服従関係を通じた肉体的・精神的に、女性が自立して能力を発揮することを妨げられているという思想。「ジェンダー平等は女性だけの問題ではなく、人権問題そのもの」だそうです。

 

妻の行動に対して、夫に指導と責任を国会で迫るのは、立憲民主党の方針と矛盾するように思うのですが、どうなのでしょうか?

 

妻は夫の所有物でも従属物でもなく、自立した存在であるとするのならば、夫が示した方針や主張に逆らった行動を妻がしたとしても、夫には何の責任もないはずです。

 

ひとりの女性の行動として問題があると考えるのなら、国会ではなく別の場所で批判するべきではないでしょうか。

 

知名度があるというだけでアナウンサーを国会議員にしてしまうと、週刊誌レベルの国会になってしまうのではないかと考えさせられた杉尾秀哉 議員の質問でした。



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