立憲・有田芳生 副幹事長「統一教会の広告が出て強い怒りを覚えます」 広告配信の仕組みを誤解か?

(画像は参議院法務委員会 2019年11月28日より)

立憲民主党の有田芳生 副幹事長が、2月7日に、拉致問題について安倍総理を野党が批判した記事について引用ツイートされています。

そのツイートで、記事に付いている広告について触れ、「このニュースの上に霊感商法で多くの被害を生み出してきた統一教会の広告が出ていることに違和感と強い怒りを覚えます。まったくおかしい。」とお怒りです。

どうも誤解があるようです。何がおかしいのか、さっぱりわかりませんが、とりあえずクッキーを削除されることをおすすめします。

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「報道機関が統一教会の広告を掲載するとは!」

以下略ちゃんも広告にあまり詳しいわけではありませんが、常識的な話を説明します。

以下略ちゃんの場合の広告は、このようになっています。

出ている広告は、「えきねっと」「アパート経営」「楽天生命」です。

この3つともGoogleが配信している広告のようです。

一番上の広告の右上の小さなアイコンをクリックすると「Google この広告について」という説明ページに飛びます。

広告表示説明ページには次のように書かれています。

この広告は次の情報に基づいて表示されています。
  • Google が推定するユーザーの興味や関心

2番目の広告では、次のように書かれています。

この広告は次の情報に基づいて表示されています。
  • 時間帯や大まかな現在地(国や都市など)

 

これは、ターゲティング広告と呼ばれるもので、見ている人の「過去に検索した項目」「訪問したサイト」「現在いる場所」を元に、それぞれ個別にGoogle先生が自動的に推測し、その人に「興味や関心」のあると思われる広告を配信しています。

つまり有田芳生 副幹事長が、統一教会について検索したり、関連のページを見ていたりしたので表示されたのではないかと思われます。

有田芳生 副幹事長の個別の理由によるものですので、統一教会がGoogleに広告を出している限り、どこかにその広告が表示されることは確かですが、このページを見ているすべての人に統一教会の広告が表示されているわけではありません。

 

時間によって広告が変わる?

時事通信が統一教会の広告を掲載しているのではなくて、おそらく時事通信は広告スペースを設定しただけです。

そこにGoogle先生が、有田芳生 副幹事長の「興味や関心」を分析して、Google先生がいろいろな広告を配信しています。

広告は自動入札制ですので、ページを更新するたびに広告は変わります。

時事通信側で、個別の広告をブロックすることも可能ではあるのですが、たくさんある広告履歴から個別にブロックするのはけっこう大変なんです。

実は、以下略ちゃんのブログでも、AmazonなどGoogleから配信される広告の一部をブロックしています。(自分のAmazonの広告のお客さんを横取りされるから)

でも時間が取れなくて、細かくすべての広告に目を通してブロックすることはできていません。

2020年2月14日発売



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