イランとイラクを間違えたり少将を少尉と書いたりする国会議員って、何?

1月9日のNHKニュースによると、イラン政府の高官から日本政府の高官に対し「報復措置は完了した。イラン側から事態をエスカレートさせるつもりはない」という連絡があったということです。

「安倍総理大臣としては、イラン側の意向を重視するとともに、同じく事態のさらなる悪化は避けたいとするトランプ大統領の演説も踏まえ、今週末から予定どおり中東3か国を訪問することにしたとみられます。」とニュースは伝えています。

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「第三次世界大戦」が世界中で話題なのに安倍総理はゴルフ

「イラン」や「第三次世界大戦」が世界中で話題、などと煽っていたのはラサール石井さんみたいな人たちだけです。

イラン側もアメリカ側も今回は最初から戦争などするつもりはなかったはずです。

イランにとっては大切な核施設を、今、攻撃されては困るからです。

ただ、イランには核施設が温存されてしまったので、将来、さらに深刻な問題が発生する可能性はあります。

 

何もわからずにツイートする塩村あやか議員?

2019年7月の参議院選挙で東京選挙区から初当選した立憲民主党の塩村あやか議員のツイートも違和感だらけです。

「イラン」と「イラク」を混同していたり、「少将」を「少尉」と書いてみたり。

イラクじゃないし?

 

ソレイマニ少将 死亡事件の簡単な概略

ソレイマニ少将 死亡事故の概略を簡単にまとめてみます。ロイターの記事や河野太郎さんのブログによると、事件は次のような流れです。

  1. 革命防衛隊を指揮するイランのソレイマニ少将は、イランの影響力拡大に反発するイラク国民の怒りの矛先をアメリカに向ける狙いで、イラク側協力者などに米軍に対する武力反撃を挑発していた。
  2. 2019年12月27日、対ISIL有志連合が駐留するイラク中部キルクークのイラク軍基地にロケット弾30発以上が着弾し、米軍が契約する民間人が1人死亡、米軍兵士4人とイラク治安部隊2人が負傷。
  3. 12月31日、アメリカ大使館が襲撃される。トランプ大統領は激怒した。
  4. 2020年1月3日、イランのソレイマニ少将は、イラクで首都バグダッドに向かう途中、搭乗する車列が空爆を受けて死亡し、同乗していたイラク側協力者のトップであるアブ・マフディ・アル・ムハンディス氏も死亡した。
  5. 米国・イラン両国間の緊張は一気に高まった。トランプ大統領は、戦争を開始するためではなく防ぐための攻撃だと主張した。

以上がおおまかな流れです。この流れが把握できていれば、「イラン」と「イラク」は間違いようがないはずです。

イラクで、イランのソレイマニ少将と、イラク側の協力者のトップが亡くなったのです。

「米国の先制攻撃」などと言っている人も、何が起こっているのかきちんと理解せずに発言している、と個人的には思います。

 

少尉?

塩村あやか議員は、「ソレイマニ少将」を「ソレイマニ少尉」と書いて、Twitterで世界に発信しています。

「少将」と「少尉」は、文字は似ていますが、ぜんぜん違います。信じられないミスです。

ネットで見ることができる各社のニュース記事は、「ソレイマニ司令官」または「ソレイマニ少将」と書いています。

塩村あやか議員は、いったいどこから「ソレイマニ少尉」というのを引用してきたのでしょうか?

このレベルの低さは何なのでしょうか?

海外から見れば、日本の国会議員ということで「アベが悪い」になるだろうという裏の狙いでもあるのでしょうか。

 



訂正のツイートは23時間後

「イラン」と「イラク」の間違いは23時間後、「少将」と「少尉」の間違いは13時間後に、ようやく訂正のツイートをされているようです。

知識がないなら、ツイートする前に調べればいいだけなのに、どうして調べることをしないのでしょう。

自分の知識に不安があるのなら、ツイートする前に調べますよね。

調べずにツイートできてしまうということは、自分の記憶や知識のどこが不正確であるかの判断ができないということになります。

どこがわからないのかわからないという状態です。

これって、かなり深刻ですよね。

 



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