(画像はフォロワーさんからいただきました)
「年金生活者を支援する給付金を受け取るための大切なお知らせです」という郵便が対象者に送られているようです。
この郵便物には、「年金生活者支援給付金」を受け取るための申請はがきが同封されています。
年金生活者支援給付金とは?
年金生活者支援給付金は、消費税率引き上げ分を活用し、公的年金等の収入金額や所得が一定基準額以下の方に、生活の支援を図ることを目的として、年金に上乗せして支給するもの
で、
「老齢年金生活者支援給付金」の場合、月額5,000円を基準に、保険料納付済期間等に応じて算出した金額が支給されます。
「障害年金生活者支援給付金」の場合、障害等級が2級の方:5,000円(月額)、障害等級が1級の方:6,250円(月額)が支給されます。
「遺族年金生活者支援給付金」の場合、月額5,000円(ただし、2人以上の子が遺族基礎年金を受給している場合は、5,000円を子の数で割った金額)が支給されます。
対象者など、詳しい解説はこちらのページをご覧ください。⇨年金生活者支援給付金制度について(厚生労働省)
「切手代を払わす安倍を許すな」
ツイッターでは、「年金生活者支援給付金」について、
- 返送はがきに、郵便切手を自分で貼らなくてはならないこと
- 「年金生活者支援給付金」は1度きりのものなのか?
というツイートで話題になっています。
年金支援金5000円だけ貰うために62円の切手代すら庶民に払わせる安倍を許すな
というツイートがありました。
申請に62円の切手代が必要なのは、事実です。
切手を貼らなくてはいけないようになっているのは、小泉政権のときの郵政民営化が原因ではないかと思うのですが、まあ、これについて文句をいうのは理解ができます。
お年寄りですから、切手を貼らなくてはいけないことに気が付かずに、そのまま投函してしまった人も多いのではないかと考えられます。
「わずか5000円を一回だけ支給するという安倍政権の人気取りだ」
気になるのは、次のようなツイートです。
昨日郵送させて来た、公的年金の支援金?なるものの、請求ハガキを出せ!との通知。わずか5000円を一回だけ支給するという安倍政権の人気取りだ。で、目を疑った❗
「わずか5000円を一回だけ支給するという安倍政権の人気取りだ」というツイートです。
「給付金専用ダイヤル」に問い合わせ
厚生労働省のページを見ると、「5000円を一回だけ支給」というのは間違っているのではないかと思いましたので、「給付金専用ダイヤル」に電話して、問い合わせをしてみました。
以下略ちゃん「年金生活者支援給付金なんですが、ツイッターで、1度だけ支給の安倍政権の人気取り、という声があるのですが、期間限定のものですか?」
お姉さん「いいえ、制度がある限り、ずっと支払われるものです」
以下略ちゃん「これはGPIFの利益が赤字になると中止になったりするものなのですか?」
お姉さん「いいえ、GPIFとは無関係です」
以下略ちゃん「うちの家族には通知が届いていません。2ヶ月で約20万円、月額10万円の老齢年金をもらっているようなんですが、対象外なんですか?」
お姉さん「前年の年金額とその他の所得額の合計が87万9300円以下の方が対象ですので、2ヶ月で約20万円ですと、対象外になります」
年金生活者支援給付金とは無関係の人は内容を知らないでしょうから、「わずか5000円を一回だけ支給するという安倍政権の人気取りだ」というツイートを見ると、勘違いをしてしまう可能性があります。
結論 「5000円を一回だけ支給」というのはデマ
年金生活者支援給付金は「5000円を一回だけ支給」というのはデマです。制度が続く限りずっと支給されるものだそうですので、政権批判のためと思われる事実ではないデマのような書き込みを見ても信じないようにしてくださいね。