数日前、東京都墨田区の友人と話をしていたらカードケースの話になり、安物のキャラクター絵付きの合成皮革のカードケースを使っていたら、ケースの内側がベタベタになってしまったのだと嘆いていました。
見ると、その影響で、カードケースの一番上に入っていた「印鑑登録証」の表面がボロボロになってしまい、名前も数字も読み取れなくなっていました。他の数枚のカードは無事のようです。
以下略ちゃん「ほんとだ。カードケースに接しているカードの表面がボロボロになって読めなくなってる」
友人「これどうしたらいいんでしょうね」
以下略ちゃん「うーん、区役所に行って交換してもらった方がいいんじゃないの」
友人「でも、交換手数料1000円とか取られるんでしょうね。印鑑登録証なんてめったに使わないし」
以下略ちゃん「うーん、でも交換しておいたほうがいいですよ。何が書いてあるかもわからなくなってる」
というわけで、昨日、友人は区役所に「印鑑登録証」の交換に出かけました。
すると、そこでは意外な展開に。
「窓口に行ってカードを見せたら、すいません、と逆に向こうから謝られてしまいました」と、友人が電話をかけてきました。
以下略ちゃん「えっ、どういうこと?」
友人「平成12年度から平成20年まで、自然に分解して土に還る生分解性プラスチックを使っていたということで、無料で新しい印鑑登録証と交換してもらえるそうです」
以下略ちゃん「ベタベタになった合成皮革のカードケースの影響ではなかったんですね」
友人「そうみたいです」
まったく、人騒がせな話です。
ボロボロになる生分解性プラスチックを長く保管しておく印鑑登録証に使うのは頭がおかしい。
劣化した印鑑登録証をお持ちの方へ 墨田区公式ウェブサイト https://t.co/TUGvBCs4Q0
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2019年1月30日
生分解性プラスチックは、微生物に分解される性質を持ち、年数の経過によって、微生物による分解が進み、印鑑登録証が劣化しやすくなるという性質があります。経年劣化で10年ほどで登録番号も判読できなくなってしまいます。
墨田区で平成12年度から平成20年9月30日までの間に交付されていた劣化した印鑑登録証をお持ちの方は、無料で新しい印鑑登録証と交換してくれるそうです。
窓口までお問い合わせください。
他の区でも同じようなことがありそうですね。