【アンケート結果】国際捕鯨委員会(IWC)を脱退 賛成が96%…世界の漁獲量の6倍の魚を食べているクジラ

(画像は、クジラベーコン)

政府は20日、クジラの資源管理について話し合う国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、IWCが禁じる商業捕鯨を約30年ぶりに再開する方針を固めました。 国際捕鯨委員会は捕鯨産業の秩序ある発展を図ることを目的としていたのに、趣旨が変わってしまったからです。 この政府方針をどう思いますか?

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国際捕鯨委員会(IWC)脱退、賛成96%

国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、IWCが禁じる商業捕鯨再開を目指すという政府の方針決定について、ツイッターアンケートをしてみました。

選択肢は反対と賛成の2つ、アンケート期間は24時間です。

結果は、投票総数1824票で、

  • 4%(73人)反対…脱退すべきではない
  • 96%(1751人)賛成…脱退して商業捕鯨再開を支持

となりました。

さんま、さば、いわし、するめいか、にしんなどを想像以上に大量に食べて消費しているクジラ

    海の中では、プランクトンを魚が食べ、それをさらに大きな魚などが食べるという「食物連鎖」が常に行われています。

    近年、我が国やノールウェーの鯨類捕獲調査(調査捕鯨)で、この食物連鎖の一番上にいる鯨類が、さんま、さば、いわし、するめいか、にしんなど漁業の対象魚を想像以上にたくさん食べていることがわかってきました。たとえば,体長7.5mのみんくくじらの摂餌量は、北太平洋では1日当たり131~186kgと推定され、多くは主に魚介類を食べていると考えられます。他方、みんくくじらやまっこうくじらなど従来から資源量が健全であった鯨類が、商業捕鯨の一時停止措置(モラトリアム)により、大幅に増加しています。日本鯨類研究所が試算したところ、世界の鯨類が1年間に食べる魚などの量は、2.8~5億トンと、世界の海面漁業の漁獲量(養殖を含めて約9,000万トン)の3~6倍にも達しています。

    21世紀には、世界の人口増加に食料生産が追いつかないことが心配されている一方で、漁業においては過剰漁獲の是正が国際的な課題となり減船が必要になっています。こうした中、我が国は、鯨やいるかを単に保護するのではなく、魚など他の生物とのかかわりを考慮しながら持続的に利用すべきであると国際捕鯨委員会などで主張しています。(水産庁HP  想像以上に大量の魚を消費している鯨類(平成11年度版漁業白書より))



以下略ちゃんに寄せられた賛成の意見も、クジラが増えすぎることによる他の魚類への影響を指摘するものが多かったです。

批判的な意見では、欧米を敵に回す、いまさら商業捕鯨のメリットがあるのか、などの意見もありました。

 



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