埼玉新聞「抗議殺到…秩父市、姉妹都市の韓国・江陵市との職員相互派遣を中止に」の記事「ネット右翼」に抗議殺到

(画像は秩父鉄道SLパレオエクスプレス…ですが、この記事には登場しません)

秩父市にインターネット上で右翼的な発言をする「ネット右翼」とみられる人々から抗議があったと埼玉新聞が書いています。

この記事に「?」と思わない人はネットリテラシーが低いのではないかと思います。

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「ネット右翼」とみられる人々と書く根拠と狙いは?

埼玉新聞が11月28日に書いた「抗議殺到…秩父市、姉妹都市の韓国・江陵市との職員相互派遣を中止に 職員の安全確保、国際情勢など配慮」という記事が炎上しています。

この埼玉新聞の記事の中に「ネット右翼(ネトウヨ)」による抗議が寄せられたと書かれている部分があり、物議を醸しています。

秩父市が今月5日に職員派遣を発表した後、同市にはインターネット上で右翼的な発言をする「ネット右翼」とみられる人々から、「江陵に慰安婦像があるのを知っているのか」「秩父は好きだったけど、秩父には絶対に行かない」などといった抗議のメールや電話が約50件以上寄せられたという。(埼玉新聞 2018.11.28)

争点はふたつです。

  • 秩父市職員が埼玉新聞に「ネット右翼」とみられる人々から抗議があったと発言したのか、それとも埼玉新聞の記者が独断でそう書いたのか?
  • 寄せられた約50件の抗議が、「インターネット上で右翼的な発言をしている人々」であるとどのような方法で検証をし確定したのか?

 

埼玉新聞が「インターネット上で右翼的な発言をしている人々」であるという確証なしに、この記事を書いているのだとしたら、そこにはある種の「意図」が介在していると思われます。

「意図」とは、例えば「一部のおかしなネトウヨの抗議にすぎない」というような印象操作です。

「ネット右翼」ではなく「市民」と呼ぶべき

そもそも「インターネット上で右翼的な発言をしている人々」は、こうした記事に「ネット右翼」「ネトウヨ」として登場することは多いですが、「インターネット上で左翼的な発言をしている人々」の場合はあっさりと「市民」とだけ書かれています。

政治思想による差別の匂いのする記述です。

「ネット右翼」と「市民」に、なぜ区分するのでしょうか?

 

「ネット右翼」「ネトウヨ」という言葉は、現在では侮蔑的な意味合いで使用されることが多く、単純に自分の気に入らない相手にレッテル貼りとして使用することも多いようです。メディアは安易にこの侮蔑的な言葉を使用するべきではありません。

 

今回のいわゆる元徴用工訴訟では、韓国の最高裁判決に好意的なのは社民党と共産党だけです。

いわゆる「ネット右翼」「ネトウヨ」でなくても、腹を立てている人は多いはずです。



どうみても使い分けているメディア

各幹部職員は「ネット右翼などから等」発言をしていない

秩父市職員は「ネット右翼などから等」発言をしてないという話も出ています。


小西寛子さんが、直接、秩父市に取材されたそうです。小西寛子さんの続報に期待しましょう。

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