没後50年 藤田嗣治展
先週の金曜日、9月28日19時頃に東京、台東区上野の東京都美術館に藤田嗣治展を見に行ってきました。
金曜日は20時まで開いているので、ゆっくり出かけることができます。
と思いきや、会場は混んでいてチケット売り場も行列でした。
藤田嗣治展の東京都美術館、19時過ぎならすいてるかと思って行ったら、めちゃ混んでた。
人の頭をひと通り見て帰ってきた。
プレミアムなんちゃら? pic.twitter.com/F8h1z2XR0g— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2018年9月28日
どうして、東京都美術館の藤田嗣治展に行ったのかというと、有田芳生参院議員が紹介されていたからでした。
れっきとした戦争画です。「作戦記録画」とする表現には、あの戦争当時にタイムスリップしたような匂いさえ感じます。 https://t.co/1hAteOfOBI
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2018年7月4日
没後50年 藤田嗣治展|東京都美術館 https://t.co/4n4SZZGIUK 横田早紀江さんが大好きな藤田嗣治です。戦争画のなかに小さな花が咲いている。創作のなかに思いを秘めた世界的画家が黙し、「亡命」しなければならなかった日本。いまも世相は似ています。おそらく。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2018年7月10日
なにが「いまも世相は似ています」なのか、相変わらず言ってることがよくわかりませんが、おすすめの展覧会のようですので行ってきました。
「肖像画」がテーマのコーナーでは、人の顔がどの絵も似ているなと思いました。
有田芳生さん、おすすめの「戦争画」といわれているものは、兵士の亡骸が1箇所に集まりすぎていて、島ならもっと散らばっていたのではと思うと、違和感しかありませんでした。
「裸婦」がテーマのコーナーでは、複数人を1枚に描いたものが印象的でした。フランス、パリのモンパルナスにおいて経済的な面でも成功を収めた数少ない画家だそうで、多くのモデルが藤田嗣治の部屋にやってきたとウィキペディアに書かれています。
中でも、マン・レイの愛人であったキキを描いた『寝室の裸婦キキ(Nu couché à la toile de Jouy)』と題される作品は、1922年(大正11年)に8000フラン以上で売れたそうです。ちなみに大正10年の日本の大卒初任給は50円でした。
「裸婦」を画家が描くのは、売れる絵だからだったのかもしれません。
最後は「宗教画」がテーマのコーナーでした。西洋の画家の展覧会などでも「宗教画」は多いのですが、お決まりの構図ばかりで食傷気味です。
てっきり、有田芳生さんはご覧になって良い展覧会だったのでおすすめされているのだとばかり思っていました。
10月6日にこんなツイートをしていて、びっくりしました。
藤田嗣治展。ようやく行くことができました。何度観てもすごい芸術家です。戦争画の「アッツ島玉砕」には、さりげなく小さな花が描かれています。ある研究者から聞きました。指摘されなければ気づかれることはないでしょう。東京都美術館で8日までです。 pic.twitter.com/oW2bkiqtpd
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2018年10月6日
以下略ちゃんが見たのは、まだ見てもいない展覧会の宣伝ツイートだったんですね。 うっかり騙されて見に行ってしまいました(笑)。
東京都美術館の藤田嗣治展は10月8日までです。