画像は首相官邸インスタグラムより。
プーチン大統領が2時間半、遅刻
日ロ会談、プーチン氏また遅刻 - 安倍首相待たされるhttps://t.co/KzH6quIEUN
— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2018年9月10日
2018年9月10日、予定通りにウラジオストクに到着した安倍総理に対して、遅刻常習者のロシアのプーチン大統領は遅刻して日程が大幅にずれ込み、首脳会談は約2時間半遅れで始まった、と共同通信が伝えています。
昔の加工動画と組み合わせて安倍総理を貶すフェイク
このニュースを引用して、安倍アンチの人がフェイクツイートを流しています。
安倍総理が遅刻してプーチン大統領に駆け寄る2015年9月の動画を使って、「プーチンに待たされてもプーチンに駆け寄る忠犬・安倍晋三(犬)」と錯覚させようとする意図を感じるツイートです。
《ロシアのプーチン大統領は10日、安倍晋三首相との首脳会談などのため極東ウラジオストク入りしたが、遅刻して日程が大幅にずれ込み、首脳会談は約2時間半遅れで始まった。 安倍氏は予定通りにウラジオストクに到着したが、遅刻常習者のプーチン氏はこの日も遅れ、安倍首相はひたすら待ち続けた》
何回見ても面白い、プーチンに待たされてもプーチンに駆け寄る忠犬・安倍晋三(犬)
北方領土問題はどないなっとんねん。#0914首相官邸に押しかけよう
(動画)
※(犬)は、犬のアイコン画像
と連続ツイートして、この「2015年9月29日のANNニュース」の動画を、切り抜き加工した動画(当時ネットで流れていたもの)を添付して、あたかも2時間半待たされた安倍総理が、プーチン氏に駆け寄っているかのようにツイートしているフェイクが流されています。
2015年は安倍総理が遅刻した
フェイクとして使用されていた編集動画の、元ネタの動画はこちらです。
2015年9月、国連総会出席のためニューヨークを訪問していた安倍総理は、日本時間29日の午前にロシアのプーチン大統領と会談し、北方領土の問題などについて議論を行いました。
この会談では、安倍総理が遅刻してしまいました。
直前のスケジュールがずれ込んだことにより会談に遅れた安倍総理は、待たせてしまっているプーチン大統領の元に申し訳なさそうに駆け寄ったのです。
フェイクを拡散する人々
さらにこれを多くの人が真偽も確認せずに拡散しています。朝日新聞に関係のある人までもがフェイクツイートを拡散していたので、コメントを付けてみました。
それは2015年9月の動画だし、なおかつ早回しに編集加工されていませんか?https://t.co/ris87avyPl https://t.co/EctvaKZgkv
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2018年9月13日
プーチンに2時間半待たされた挙句にこの駆け足かね。わが国の首相は、ロシアの部下かね。
完全にフェイクに騙されたまま拡散していますね。それ3年前の動画ですから。さすがは元朝日新聞。
引用元の日刊ゲンダイは「笑顔ですり寄る」、それを「髪振り乱して駆け寄って」に変えています。
2時間半遅刻したプーチンに髪振り乱して駆け寄って愛嬌を振りまいていると、フェイクツイートにしていますね。
だから、それは2015年の動画ですって。
また朝日新聞系の人… https://t.co/L5qdlAOfgZ
— 栗林秀仁@北海道民 (@kuribayasi_hide) 2018年9月13日
フェイクを流すアカウントは、だいたい決まっていますから、注意をした方がいいと思いますよ。
フェイクを指摘したらブロック
フェイクツイートの拡散を止めるために、間違いを指摘したら佐藤章さんにブロックされました。
確信犯でしょうか?
とんでもない話ですね。
ブロックではなく、フェイクの拡散をやめていただきたいと思います。
魚拓置いときますね。https://t.co/x5Gawhi92X
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2018年9月13日
「フェイク政治」から本来の政治へ (佐藤章さんの近刊)
有田芳生 沖縄県連会長も宣伝されています。
外岡秀俊さんには同世代として学生時代から注目してきました。小説「北帰行」のしなやかさには驚かされ、すごいなと思ったものです。朝日記者になったことにも驚きましたが、表現者としての選択だったのでしょう。「週刊文春」取材でNYでお世話になり、これまたビックリでした。必ず読む筆者です。 pic.twitter.com/ti1IfBdZDJ
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2018年9月11日
一般に、フェイクツイートは仲間内で面白がってRTしているうちはあまり拡散されませんが、ジャーナリスト、政治家などが真偽を確認せずにそれをRTしたり、コメントを付けたりすると、爆発的に広がることがあります。