TBSで上田晋也さんが「えひめ丸事故」を持ち出す印象操作
7月14日のTBSテレビ、朝5時30分から6時15分放送の『上田晋也のサタデージャーナル』で、編集長(司会)の上田晋也(くりぃむしちゅー)さんが、「今回もこれでしょ。僕はね、以前えひめ丸事故の時に、森喜朗首相がね、あのー、ゴルフやってて退陣まで追い込まれたじゃないですか。僕は全く同じレベルの話だと思うんですよ。どうですかね、龍崎(孝)さん」と強い口調で発言しました。
参考 動画付きツイート
たしかに、えひめ丸の事故の時のマスコミの印象操作と、今回の赤坂自民亭を利用した上田晋也さんの印象操作は、同じレベルの話だと思います。
でも、あきらかに違うことがあります。それは、えひめ丸事故の時にはなかった、マスコミの嘘を検証するSNSの存在があることです。
上田晋也のサタデージャーナル「政治家としての感覚を問う!平成最悪の豪雨警戒中に酒宴・“赤坂自民亭”」
【論点】
“平成最悪の豪雨被害”警戒中に、 安倍総理や防衛大臣らが参加して開かれた酒宴・“赤坂自民亭”に 批判が殺到している。
なぜ、宴会は中止されなかったのか?
なぜ、誰も止めないのか?
なぜ、楽しげな写真をSNSにあげることに、疑問を感じないのか?
なぜ、「問題はなかった」と言えるのか?いくつもあったであろう踏みとどまるタイミング。 それをことごとく越えていった政治家達の「感覚」を問う。
https://www.tbs.co.jp/saturday-journal/
えひめ丸事故とは?
2001年2月10日8時45分(日本時間)、アメリカ・ハワイ州のオアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船『えひめ丸』に、緊急浮上訓練をしていたアメリカ海軍の原子力潜水艦グリーンビルが衝突しました。
『えひめ丸』は沈没、乗務員の35人のうち、船内に取り残された教員5人と生徒4人が死亡しました。
その日、森喜朗 総理(当時)は、休暇で大学時代の友人と横浜市のゴルフ場にいました。午前10時50分、ちょうど6番か7番ホールにいた森総理の携帯電話に秘書官からハワイでの事故に関する第一報が入りました。
「詳しいことはわかりませんが、どうもハワイで事故があったみたいです」という秘書官に、森総理は「じゃあ、すぐ帰ったほうがいいのか?」と聞くと、「いや、もうちょっと様子を見るからそっちにいてください」と秘書官は答えます。
ゴルフ場は、次々と後続の組が来ますので、その場にとどまることはできません。早くホールアウトしようと9番ホールまで終えたら、「事故の報告を聞いてるのにゴルフやってた」と叩かれました。
プライベートコースのゴルフ場なのにマスコミが押しかけ、他のお客さんの迷惑を考え、森総理が「プライベート(コース)なのに」と答えると、「プライベートだ」と答えたと切り取って報道、批判は拡大しました。
有本香「森総理がゴルフ中にえひめ丸の一報がきた。直ぐ戻ろうとしたが電波の関係でプレーしながら戻ったらプライベートゴルフ場に記者がいたので『プライベートコースなのに入ってくるの』と言ったら『プライベートなのに』と切取り報道し違う写真で印象操作。そもそも日本は情報を待つしかなかった」 pic.twitter.com/gdjiv427sv
— DAPPI (@take_off_dress) 2018年7月17日
さらに、森総理が「着替えてから(官邸に)行ったほうがいいか?」と聞くと、「そうしてください」って言うので途中で着替えて行ったら、今度は「すぐ飛んで行かないで、シャワー浴びてから行った」と偏向報道されてしまいます。
マスコミの偏向報道で追い込まれた森総理
えひめ丸引き上げについていろいろな手を尽くしていた森総理の行動をマスコミは一切報道せず、マスコミは別のゴルフの映像だけを流し続けた、と愛媛県知事だった加戸さんが語ります。
【えひめ丸事故の真実】
加戸氏「えひめ丸事故が起きたのは冬の2月。ところがテレビは夏に半袖で森総理がゴルフをして高笑いしてる映像を使い、事故対応をせずゴルフに興じていたと報道した。事故が起きた時、森総理は私にすぐ電話をくれて、加戸ちゃん何でもやるから言ってくれよなと連絡があった」 pic.twitter.com/gQL6Qg9hWF— ブルー (@blue_kbx) 2017年7月29日
【報道しない自由】
加戸氏「森総理が愛媛の為にえひめ丸事故で最善の努力をしてる姿を、愛媛県知事の私は記者会見で何回も言ったが、一行も報道されなった。今思うとこれが報道しない自由なんだと。日本って恐ろしい国だなと思った。今回の加計の件も私が言った事が報道されない。森総理の時と同じ」 pic.twitter.com/3BPbDKuN4R— ブルー (@blue_kbx) 2017年7月29日
厚顔無恥なTBSと上田晋也さん
厚顔無恥とは、厚かましく、恥知らずなことですが、2012年にはデタラメな偏向報道だったとバラされた森総理ゴルフ退陣ネタをそのまま使って、安倍政権を退陣に追い込もうとするTBSと上田晋也さんの厚顔無恥ぶりはすごいですね。
TVの人たちも、原稿を書く際にはネットで検索しているはずです。こうした「えひめ丸事故当時の森総理のゴルフ報道の裏」が2012年には暴露されています。ネットを少し調べれば、こうしたマスコミ批判も目に入るはずです。
ネットは自分の見たい情報だけしか見ないからデマが広がりやすいとかいわれます。何のことはない、それはTBSと上田晋也さんのような人のことだったようですね。
ゴルフには「お金持ちの遊び」という印象があり、マスコミはことあるごとにそうしたダークなイメージを、政権批判に利用してきました。
SNSと危機管理
「森さんそれでもアウトなんですから赤坂自民亭参加、空白の66時間のアベシがなんで居座れるの?」
……それは、今はマスコミの嘘を拡散力あるSNSで個人が検証できるからです。
こうした、赤坂自民亭叩きが起こっているのは、写真をSNSに投稿してしまったからです。
それをマスコミが切り取って、偏向して報道します。
朝日新聞、TBS、上田晋也さんなどが、こうして偏向報道に写真を利用することは予想できたはずなのに、赤坂自民亭の写真をSNSに投稿した行為は、危機管理が甘かったとの反省はすべきだとは思います。