【時系列詐欺】蓮舫議員がNHK日曜討論で5日の自民の会合を6日夜と全国に伝える

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5日と6日では大違い、警報と特別警報は大違い

時系列詐欺とは

※「時系列詐欺」とは、刑法、民法の詐欺のことではなく、時系列を混乱させることにより相手を錯覚させるという意味のこと。「詐欺メイク」「化粧詐欺」の「詐欺」と同じ。

 

特別警報とは

「特別警報」とは、予想される現象が特に異常であるため、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい旨を警告する新しい防災情報です。

今回の大雨で、「特別警報」が出されたのは7月6日以降で、自民党の会合のあった5日の時点では、このような大きな災害になると予想出来た人はほとんどいません。この1日の違いは非常に重要です。

 

NHK日曜討論 書き起こし

蓮舫 議員は、7月15日朝のNHK日曜討論に出演し、7月5日の自民党の会合を「7月6日夜に不適切な会合」と発言しました。「特別警報」の言葉に続けて、「7月6日夜」と発言しており、多くの人に誤った印象を与えたものと推測されます。

蓮舫 議員「あのー、特別警報があって、自治体が避難指示や勧告をして、それが住民に伝達をされて、避難という行動に動くんですけど、いま、今回これが途絶えてしまったという大変な事態でありましたんで、早々に見直す。その時に政府が地方自治体にお示しをしている災害時のガイドラインがあるんですが、このガイドラインは政府が判断基準を示すんですけども、やはり自治体の方が避難状況やリスクを察知するのが高いと思っております。

特にこれ、自民党に強く申し上げておきたいんですが、総理、防衛大臣、法務大臣、あるいは官房副長官が、6日の夜に不適切な会合をされていました。

もっとも感覚が敏感でなければいけない方たちが機能しなかった時に、やっぱり基礎自治体の方たちが、あるいは都道府県単位まで広げて、首長がしっかりと避難指示を出していけるようなガイドラインに改めるべきだと思っております」

司会「愛知さん、短く、不適切な対応があったんではないかということがありますが、これはどうでしょう」

愛知治郎 議員(自民)「えー、まずはですね、この会合に出席したことにより、何らかの指示が滞ったり、遅れたりしたことは、これはないと考えています。

一方でですね、このような会合を発信するこのタイミングで発信するのはどうかという指摘ありますけど、それは謙虚に受け止めなければいけないと思います。

ただ、こういう言葉があります。過ちては改むるに憚ることなかれ、過ちて改めざる是を過ちという、という言葉がありますが、この事態を深刻に受け止め、総理は早急にEUへの外交出張を取りやめて、この災害に全力を尽くすということで、いま張り付いて最大限の、政府として取り組むべき課題に取り組んでいるところでもございます」

この蓮舫 議員の「6日の夜に不適切な会合」という発言は、「特別警報」の話の流れの中でされていることがポイントです。

「特別警報」が出されている「6日の夜の会合」だから「不適切」と言っているようにも聞こえます。

蓮舫議員は、間違えたと言うより、自民の会合は6日の夜だったと思い込んでいて不適切と認識、日曜討論でもそのまま発言したのでしょう。

愛知治郎 議員も、その場で日付の違いを指摘できなかったのは頼りないかぎりです。

5日と6日の違いは、天と地ほどの差があります。

 

間違いはその後、司会によって訂正されたが…

視聴者からの指摘があったのか、この蓮舫議員の日時の間違いはその後、司会によって訂正されます。

しかし、話題が変わった後から司会の訂正があっても、何も知らない人が蓮舫議員の発言の時に感じた、「特別警報」が出た6日に自民党が不適切な会合をしていたという印象は消せないでしょう。

蓮舫議員の発言の部分だけしか見ていない人も多いはずです。自民党の会合は特別警報のあった6日だったと思い込んだままの人もいるはずです。

 

蓮舫 議員のツイートに付けられたリプライ



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