7月5日夜の自民宴会 ほんとうに不適切?

広告

安倍総理の豪雨対策そっちのけ自民飲み会参加?

立憲民主党の蓮舫 参院幹事長、有田芳生 参院議員、一部マスコミなどが、7月5日の自民党の会合が、豪雨による被害が広がっていたのに、不適切だったと、政局に利用して問題にしようとしています。

ほとんどの記事を「アベが悪い」という切り口で書いているリテラにいたっては、6月18日の最大震度6弱だった大阪北部地震と絡めてまで、7月5日の自民党の会合が不適切であるという記事に仕上げています。

(出典:リテラ…安倍首相の豪雨対策そっちのけ自民飲み会参加に非難轟々! 一緒に大はしゃぎの安倍側近は言い訳のためデマ拡散 より)

 

7月5日にこんな大規模な災害を予測できたのか?

結果として多くの被害を出した集中豪雨ですが、広島・安佐北区で土砂災害が多発したのは7月6日の18時過ぎです。

7月5日は大雨警報は出ていましたが、目立った土砂災害は発生していません。

7月5日夜の大雨への警戒を呼びかけるニュース番組は次のようなものです。

「東・西日本で災害級大雨 川の氾濫リスク」

https://youtu.be/6_ueUPQOVxM

ニュースでは、急傾斜地や増水している河川での、大雨への警戒を呼びかけ、早めの避難を推奨しています。つまり、まだ実際に被害が発生するかは、その後の雨しだいで、どうなるかまだわからないという段階でした。

どこの場所でがけ崩れや鉄砲水が起こるのか起こらないのかは、実際に起こってみないとわかりません。

7月5日の時点では、死者100人を超えるような大災害になると予想できた人は、ほとんどいなかったというのが事実なのではないでしょうか。

 

同じような会合を開いていた立憲民主党

7月5日は、蓮舫 参院幹事長も、自民党と同じように立憲民主党の会合(宴会)に出席していたようです。

ビールびんが何本も並んでいます。豪華な料理も用意されているようです。

自分たちの行動は棚にあげて、相手の行動だけ批判するいつものパターンです。

立憲民主党の皆さんがこうした宴会に出席していたのは、この時点ではあのような災害になることを誰も予想できなかったからですよね。

Twitterには、こんな画像も出回っています。


それなのに、情弱を騙して相手の支持率をわずかでも下げることができるかもしれないと期待して、災害を政局に利用するのは、もうやめにしませんか。

 

仮に安倍総理が待機していても、安倍総理がマグマ大使やスパイダーマンのように、災害現場に飛んでいって、鉄砲水をせき止めたり、孤立している人たちを救出したりすることはできません。

(なんでマグマ大使が出てくるかと言うと、NHKの朝ドラで出てきたからです)

安倍総理の仕事は、指示を出すだけです。

対応ができる体制が出来上がっていれば、安倍総理が当日にできる仕事はほとんどありません。

与党も野党も、政治家の人たちは毎日のスケジュールで忙しいでしょう。よほどのことがないかぎり、予定されていたスケジュールをこなすのは当然だと思います。

それを切り取って、印象操作に利用しようとするのはバカバカしい。

災害にあたっての「政府の見せる姿」が重要だ、という話をする人もいます。

それは同意できますが、それはマスコミや野党などの発信の切り口も問題です。こうした写真などは、伝える人の意図によって、どのような切り口にも料理することができるからです。

今は、1日も早い復旧作業をどうするか、再び水害が発生しないように山の保水力回復をどうするか、土砂崩れの起きやすい扇状地の宅地開発をどうするか、河川のボトルネックの解消工事をどうするか、そうした本質的な議論が必要なのではないでしょうか。かといって、個人的には増税には反対です。

相手の揚げ足取りに明け暮れるのではなく、できるだけ多くの人が、本質を見極めるリテラシーを、持つようにしたいものですね。そうしたリテラシーが、よりよい政治家を生み出すのだと思います。



広告