「黒いマスク」の謎が解けた
道路を歩いていて、片方の手袋だけが落ちていることがよくあって、それを見つけると思わず笑ってしまう以下略ちゃんですが、道路に白いマスクが落ちているのもよく見かける光景です。
あれって、ポケットに入れていて、何かのタイミングで落としてしまったということなんでしょうか?
そんな以下略ちゃんが、どうしても違和感を持ってしまうものが「黒いマスク」です。
黒いマスクは怖い
インフルエンザが流行しているようです。
普段からマスクをしている人は多いですが、マスクをしている人がさらに多くなっている印象です。
先日、以下略ちゃんBがこんなことを言い出しました。
「黒いマスクをしている人がたまにいるけど、あれ怖いよね」
なるほどそう言われてみれば、そのとおりです。
浅草などで、まれに黒いマスクをした人とすれ違います。そうした人を見かけると、たしかにギョッとします。無意識にできるだけ目が合わないように、距離を開けてすれ違うようにしています。
白いマスクだと、清潔でインフルエンザウイルスを避けることができるイメージがありますが、黒いマスクだと単なるアブノーマルな趣味に思えてしまいます。「危ない人」のイメージですね。
「どういうセンスで黒いマスクを選ぶんだろね。理解できないなぁ」
と、以下略ちゃんと以下略ちゃんBは話し合うのでした。
以下略ちゃん的には、この黒いマスクをしている人の感性が「謎」でした。
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黒いマスクを見たら、あ!韓国人だね~
この韓国人の方が書かれているブログを読んで、その「黒いマスク」の謎が解けました。
そろそろ今学期が終わって行きますね 来週は、期末試験の時期でその後大学生たちの成績を入力すれば今学期も終わります なので…
このブログによると、「日本と韓国では、マスクを使用している人に対する印象が違う」そうです。
「まずマスクに関する日本と韓国の認識の違いを理解する必要があります」と彼は説明しています。
日本人からみるマスク=予防のためにする
韓国人からみるマスク=風邪などの病気にかけた時にする
これがかなり大きな違いを呼び起こすと思いますね
日本人がマスクをしている人を見たら、予防のためなので生活にも普通にできますね
だから普通に思うんです
しかし、韓国人がマスクをしている人を見たら、患者だと思うようになります
つまり、韓国で「白いマスク=患者および病気」という認識があります
なので、韓国人はマスクするのを苦手で、なるべくしない方が人達の目につかない文化なんです
私も白いマスクは、なるべくしたくないという認識が強いです
あくまでも、この韓国の人のブログによれば、ですが、
韓国では、インフルエンザ予防にマスクをする習慣がなく、マスクは病気になった時に他人にうつさないようにするものということのようです。
「マスク=病人」のイメージなので、「韓国人としてはできるだけマスクをしたくない」、と書いています。
そこで韓国で流行したのが「黒いマスク」だそうです。
「黒いマスク」なら、自分は病気の患者でないとアピールできることがポイントだそうです。
韓国では「黒」という色そのものがカッコイイという認識、とも書いています。
日本で黒いマスクを見たら、あ!韓国人だね~と思ってもいいくらい韓国人は白いマスクより黒いマスクを好む
私もマスクをするなら、黒いマスクがいいです!
とブログは締めくくっています。
なるほど。
日本で黒いマスクの人を見たら韓国人だと思っていいわけですね。
日本古来の色は「アカ」「クロ」「シロ」「アオ」の4色
ここで、日本古来の「色」について書いてみたいと思います。
「緑色」なのになんで「青信号」? とよく話題になります。「青々とした緑」とも言いますね。
そう、大昔は「緑色」も「青」だったのです。
色の分類は国によって異なるようですが、大昔の日本では「アカ」「クロ」「シロ」「アオ」の4色の分類しかなかったと言われています。
赤い、黒い、白い、青い、この4色はそのまま形容詞になりますが、黄、茶などは黄色い、茶色い、などと「色」を付けないと形容詞にすることができません。漢字が成立した後からできた色分類なことがわかります。
緑などは、「緑色い」でも形容詞化できず、さらに新しい色概念であることがわかります。
クロ「暗し」⇔アカ「明し」は、光の明暗関係からきている分類ですね。
シロ「しるし」⇔アオ「あわし」は、「しるし」が「はっきりしている」の意味と、「あわし」は「ぼんやりしている」の意味です。
大昔の日本には、この4色の概念しかなかったわけです。というか、色の概念自体が現在とまったく異なっていたわけです。
そして、クロ、アカ、シロ、アオの概念が元々あった所へ、古代中国から陰陽五行説が伝わり、黒、赤、白、青の漢字を獲得していったようです。
陰陽五行説の影響
大相撲の土俵の吊屋根の四隅に4色の房が垂れ下がっています。
これは古代中国の陰陽五行説の影響によるもので、四房のそれぞれの色は四季と天の四神獣をあらわしています。
正面東側 (東北)青房 東方の守護神 青龍神(青い龍)春
向正面東側(東南)赤房 南方の守護神 朱雀神(赤い鳥)夏
向正面西側(西南)白房 西方の守護神 白虎神(白い虎)秋
正面西側 (西北)黒房 北方の守護神 玄武神(黒い亀)冬
白は不吉な色?
陰陽五行説では、西の白、西方の守護神の白虎は戦いの神でもあり、邪を寄せ付けず、災いを払い、悪を懲らしめるとされている反面、白虎は戦神でもあり、殺伐の神です。中国では白色は、死、陰謀、不吉などをあらわす色とされています。
北の黒(玄)、玄武は北方の守護神で、水の神で、長寿の象徴です。
韓国でも、中国の陰陽五行説の影響を受けて、白にあまり良いイメージがないのかもしれません。
日本では「白」が愛されている
一方、日本の古代神話では、「自然」は初めからそのものが神であり、「自然」は生命の根源を意味します。
日本人にとって、自然が神様です。
自然を崇拝するということは、加工していないもの、「素」「白」を神聖なものとして崇めるということです。
「白」は生命誕生の色でもあります。
古来から日本人の美意識として「白」は美とみなされてきました。
反対に、「黒」は、死、暗闇を表し、不吉な色として。日本人の意識にイメージされてきたのです。
以下略ちゃんが、黒色のマスクに違和感を持つのは、こうした日本人の神話的思想が影響しているのかもしれません。
これから日本でも、黒色のマスクが流行するのでしょうか?
興味津々です。