初鹿明博さんの「関東大震災の朝鮮人虐殺」質問主意書、肩透かしを食らう

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政府は関東大震災に当たって発生した殺傷事件による犠牲者の総数が何人だと考えていますか?

「みんな奥さん以外に、はけ口を求めていると思うよ」の言い訳発言で話題になった立憲民主党の初鹿明博さんが、関東大震災の際に朝鮮人が虐殺されていた事実を政府として改めて確認するよう求めた質問主意書を提出していたことがわかりました。

「関東大震災における朝鮮人虐殺に関する質問主意書」

この「関東大震災における朝鮮人虐殺に関する質問主意書」は平成29年11月2日に提出されました。

9月1日に行われる都立横網町公園内の朝鮮人犠牲者追悼碑での「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式」に小池都知事が追悼文の送付を取りやめたことに触れ、「このことは対外的に明らかにマイナスであり、国益を損なう恐れがあると考え、近隣諸国に誤解を与えないよう、政府として関東大震災の際に朝鮮人が虐殺されていた事実を改めて確認する必要がある」としています。

質問主意書概略

  1. 政府としては関東大震災に際し、流言蜚語による殺傷事件が発生し、朝鮮人が虐殺されたという事実を認めますか。
  2. 関東大震災の死者数が約十万人であることを考えると殺傷事件による犠牲者の数は一千から数千人に当たります。政府は関東大震災に当たって発生した殺傷事件による犠牲者の総数が何人だと考えていますか。また、政府として把握している犠牲者の数は何人ですか。
  3. 政府は今後の大災害に際して、関東大震災時のような流言蜚語を原因とする殺傷事件が発生しないようにどのような対策を取っていますか。

質問主意書では、以上の3点を質問しています。

 

これに対して、政府側の答弁書では、

  • 調査した限りでは、政府内にそれらの事実関係を把握することのできる記録が見当たらないことから、お尋ねについてお答えすることは困難である。なお、政府としては、災害発生時において被災者の方々の安全安心の確保に努めることは重要であると認識している。

などと、そっけない回答で、なんとか政府に関東大震災における朝鮮人虐殺の責任を認めさせようとした初鹿明博さんの目論見?は、肩透かしを食らってしまったようです。

 

民間団体が横網町公園に建立した関東大震災朝鮮人犠牲者の追悼碑には「犠牲者数6000余人」などと根拠のない数字が刻まれ、このままでは第2の慰安婦問題になるのでは、との不安視する声も上がっています。

 



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