民進党の今井雅人議員がマスコミに流している加計学園校舎建設費『坪単価150万円説』のデマ疑惑
検証、今井雅人議員の『坪単価150万円説』は正しいのか?
今回は、民進党の今井雅人議員が「高額だ。なにかある」と主張している加計学園の今治加計獣医学部の校舎建設費の『坪単価150万円説』のデマ疑惑の第2弾です。
第1弾の記事をお読みでない方はこちらをご覧ください。
今井雅人議員が国会議員として、テレビや雑誌、マスコミに拡散している加計学園『坪単価150万円説』、その計算根拠は、怪しさいっぱいです。
個人的には、加計学園を悪人にするために、今井雅人議員が数字をねつ造しているのではないかとも疑っています。
校舎建設費の『坪単価150万円説』は、元をたどれば反対派の活動家の方が流していた情報のようですが、国会でテレビ放送させた今井雅人議員が現在では一番の責任者だと思いますので、あえて、今井雅人議員の『坪単価150万円説』と呼ばせていただきます。
今井雅人議員には、説明責任がありますので、もしも誤った情報を発信しているのであれば、国会できちんと訂正していただきたいと思います。
そもそも、この建築費なるものは、元の資料には、「施設費」と書かれています
今井雅人議員が国会で作成したパネル(下)のように「建築費」(今井雅人公式ツイートでは「建設費」)とは書かれていません。
「施設費」と「建築費(建設費)」の微妙な違い。何が違うのでしょうか?
追記、この資料では、延床面積の個別の合計が31550.48㎡、これにグラウンドの7700㎡を加えると39250.48㎡で、施設合計の32528.79㎡とは合いません。
「排水処理施設棟」とは何か?
「排水処理施設棟ほか」の建設費はどこにいった?
延床面積の記載されていない施設の建設費も別の校舎建設費にまるっと計上して、校舎建設費の坪単価が高いと主張している疑いの今井雅人議員『坪単価150万円説』ねつ造疑惑。
延床面積が書かれていなくて、あたかも費用がゼロのように扱われている施設に「排水処理施設棟ほか」があります。「排水処理施設棟」とはなんでしょうか?
「棟」と書かれているので、単独の建物のようです。
そのヒントはこちらの山口大学排水処理センターの記事にあリました。
山口大学では,研究や学生実験で発生する廃液を処理の関係から無機系廃液,有機系廃液,写真廃液の3種類に大別し,さらに分類手順にしたがって細かく分類されている。これらの方法で分類した後,無機系廃液は無機系廃液処理施設において処理され,有機系廃液,写真廃液は業者に処理処分を委託している。
理系の大学では、研究や実験で発生した廃液をそのまま下水道に流すことは法律で禁止されていてできません。そのために廃液の処理施設が必要なようです。
こちらの2003年の記事では、当時の医学部長 石原得博氏が、「排水及びホルマリンを含む廃棄物処理のために大掛かりな機器の設置に、約9千万円かかった」と書かれています。
今井雅人議員は、排水処理施設をとるに足らない施設かのように、その建設費を扱っています。
しかし、獣医学部ということですと、山口大学の医学部の排水処理施設のように高額な建設費がかかるのではないでしょうか。
今治加計学園の排水処理施設の詳細は不明なので、なんともいえませんが、仮に排水処理施設棟が小さなものであっても、億単位で建設費が必要な可能性もあるようです。
今井雅人議員は、この延床面積の書かれていない「排水処理施設棟」の建設費も、他の校舎の建設費に含めて、『坪単価150万円説』の積算の根拠としているようにみえるのですが、どうなのでしょうか?
予算委員会の時、加計学園の獣医学部新設建設費がべらぼうに高いことを指摘しておいた。ちょっと考えられない金額なので、何かあるような気がしてならない。
— 今井 雅人 (@imai_masato) July 27, 2017
今井雅人議員は、総施設費を、この「排水処理施設棟」の延床面積はないものとして(排水処理施設棟の建設費は無視して)、総延床面積で割って、『坪単価150万円』としているようにみえます。
建設費がべらぼうに高い、何かあると主張して、マスコミに『坪単価150万円説』を報道させている今井雅人議員は、『坪単価150万円説』の中でこの「排水処理施設の建設費」をどのように扱ったのか、明確な説明が必要だと思います。
「エネルギーセンター棟」とは何か?
「エネルギーセンター棟ほか」の建設費はどこにいった?
同様に今井雅人議員『坪単価150万円説』で、延床面積が無視されていると思われる施設に、「エネルギーセンター棟ほか」があります。
「エネルギーセンター棟」とは何でしょうか?
そのヒントは、こちらの九州大学伊都新キャンパスのエネルギーセンターのページにありました。
エネルギーセンターは、キャンパス全体に電気エネルギーを供給する中核的施設として位置づけられています。1階に発電機室、特高変圧器室等、2階にはエネルギー総合運用監視センターの総合監視室を配置しています。
要するに、広大なキャンパス全体に電気を送る発電、変電設備のようです。
九州大学伊都新キャンパスのエネルギーセンターは、
鉄筋コンクリート造り、地上2階建て、建築面積1016㎡、延床面積1378㎡。
延床面積は416.84坪ですね。
建物自体はふつうですが、設置する「特高変圧器類」はけっこう値段が高そうです。
加計学園のエネルギーセンター棟も同種のものであるとするならば、九州大学と似たような延床面積なのではないでしょうか?
仮に加計学園も九州大学と同規模の416坪だとして、今井雅人議員のパネルでは、この416坪はどこへいったのでしょうか?
今井雅人議員は、総施設費を、この「エネルギーセンター棟」の延床面積もないものとして(エネルギーセンター棟の建設費は無視して)、総延床面積で割って、『坪単価150万円』としているようにみえます。
今井雅人議員は、『坪単価150万円説』の中でこの「エネルギーセンター棟の建設費、延床面積」をどのように扱ったのか、明確な説明が必要だと思います。
今井雅人議員が使用してNHKにテレビ放送させたパネルでは、「坪単価150万円は、相場の2倍」と断定的に書かれています。
これらの疑問について、明確な説明が必要だと思います。
【第3弾】は、加計学園「坪単価150万円で建築費50億円水増し疑惑」のウソ というタイトルで9月5日に投稿いたしました。