籠池泰典前理事長が「100万円返す」と安倍昭恵さん経営の居酒屋訪問も受取を拒否される
画像: CC 表示-継承 4.0 File:Mizuhonokinikinenshogakuin 20170310.jpg
「100万円返す」と現金持参?
森友学園の籠池泰典前理事長が、6月21日午後8時20分頃に安倍昭恵さんが経営する東京・内神田の「UZU」という居酒屋に、横川圭希氏とともに、「100万円返す」として訪問しました。
あらかじめ各社に通知していたらしく、報道陣を引き連れて居酒屋を訪問したものの昭恵さんは不在で、お店の人からは迷惑な話と受取を拒否されたようです。
その後、籠池前理事長は安倍邸に向かったという話もあります。
籠池のおっさん、あくまでも100万円を昭恵に返したいらしく、これから富ヶ谷の安倍邸に行くとのこと。
— 菅野完 (@noiehoie) June 21, 2017
圭希さんのキャスで籠池が安倍自宅に凸した様子見てたけど、門番の公安に籠池のおっさんが「これ返したい」って金を渡そうとしたとき、公安が「それは寄付なんで受け取れない」って言うたの、俺は、確かに聞いた。
— 菅野完 (@noiehoie) June 21, 2017
昭恵さんは、森友学園に100万円の寄付をしていないとしていますので、今回の籠池前理事長からの100万円の扱いは寄付ということになってしまいます。
日本では、政治家個人への献金は原則として禁止、政治家の所属する政党や政治資金団体へ献金することについては認めています。
返却用に持参した100万円の束は上と下以外は白い紙
注目すべきは、籠池前理事長の持参した白い封筒に入った100万円の束です。
同行した記者に、本物の1万円札は上と下の2枚だけだと、見破られてしまっています。
大谷羊太郎氏の第16回江戸川乱歩賞受賞の長編推理小説『殺意の演奏』では、
事業不振から、破産寸前に追い込まれた大阪のある経営者が金策のために上京する。(途中略)
鞄の中には、古新聞紙を切って作った偽の札束までが、角封筒に納められ、見せ金として入れてある。万事、金詰りを気取られぬよう、余裕綽々として振舞い、うまい儲け話に事寄せて、巧みに出資を求めた。
という場面がありますが、現実に小説のようなことを実行する人は初めて見ました。
https://twitter.com/ikaryakuchan/status/877591239427633153
記者「100万円、もう一度、見せていただいてもよろしいですか」
籠池「いいよ」(白い封筒から札束を引き出して見せると、すぐに仕舞おうとする)
記者「真ん中。ちょっといいですか、100万円、ちゃんと入っているんですか?」
籠池「うん、100万円入ってる」
記者「(札束の真ん中は)白い紙のように見えましたけれど」
籠池「いや、それは違う。ちょっと、わたし…、まあ、それで、よろし」
(https://mainichi.jp/movie/video/?id=119682352)
どうみても、100万円に見せかけた2万円です。
これを100万円と称して、従業員さんに白い封筒のまま手渡そうとしたのでしょうか?
どう考えても詐欺
万が一、居酒屋の従業員さんがこの白い封筒を預かってしまった場合の、その後の展開を予測してみます。
- 白い封筒のまま、昭恵さん側が籠池前理事長に突き返すケース→籠池前理事長が98万円足りないと騒ぎ出す。
- 籠池前理事長は受け取らないと思うので、2万円を森友学園に振り込むケース→籠池前理事長が98万円足りないと騒ぎ出す。
- 受け取ってしまった従業員が98万円を補填して昭恵さんに渡すケース→籠池前理事長に100万円を返却する。
- 昭恵さん側は何もしないケース→籠池前理事長は2万円の偽装札束で100万円を返却したことになる。
どう考えても、98万円を儲けようとする詐欺としか思えません。
信じられないのは、学校法人の理事長だったような人が、このような金銭感覚だったということです。
上と下以外は白い紙の偽造100万円の束を作るには、それなりの手間がかかるわけです。そのような偽造の札束を使おうとする感覚が信じられません。
こんなデタラメな人を、マスコミと野党は持ち上げ、何ヶ月も国会や国民が振り回されていたわけですね。
日本は平和ですね。