「安倍イソギンチャク」の意味するものは?
イソギンチャクの写真はドン・キホーテ浅草店にて撮影。
やっぱりこれも「安倍が悪い」?
元TBSのジャーナリスト山口敬之氏の不起訴処分問題で、民進党の有田芳生氏は6月8日に、女性自身の記事を引用して、
「異様にひどい。これが現実です。政権の支持率が落ちているのは加計学園問題だけではなく、この事実があります。安倍イソギンチャク取材者の「犯罪」を問うことです。」
とツイートしました。
「処女ですか?」と聞かれ…詩織さんが語る“捜査中の屈辱”(女性自身) https://t.co/776TTpH4Ie 異様にひどい。これが現実です。政権の支持率が落ちているのは加計学園問題だけではなく、この事実があります。安倍イソギンチャク取材者の「犯罪」を問うことです。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) June 8, 2017
個人的には、この事件は男女間のトラブルにすぎないのではないかと思っていますが、最終的に犯罪かどうかは司法が決めることで、ネクスト法務大臣が予断を持って「犯罪」と決めつけるのもおかしなような気がします。
「安倍」を付けるのも、よくわからないところがあります。
これも安倍首相の関与ということにしたいようですが、さすがこれは安倍首相とはまったく関係がないように思うのですが、どういう関与があるのでしょうか?
気になる「安倍イソギンチャク」
気になるのは「安倍イソギンチャク取材者」の部分です。
安倍イソギンチャクとは、誰のことなのでしょう?
「安倍イソギンチャク」…なんのことだかよくわかりません。
小一時間、考えてみました。
もしかすると「腰ぎんちゃく」のことなのでしょうか?
こし‐ぎんちゃく【腰巾着】 の意味
1 腰につける巾着。
2 いつも、ある人の身辺を離れないで付き従っている人。現代では多く、目上の人に付き従い、御機嫌をとる者をあざける気持ちでいう。「部長の腰巾着」
出典:デジタル大辞泉
「安倍腰ぎんちゃく」であれば、安倍首相のご機嫌を取っている人、というあざけりの言葉になります。
では、「安倍イソギンチャク」は何でしょうか?
映画『いそぎんちゃく』は、肉体を武器に男を利用してたくましく生きてゆく女のサクセス・ストーリー
しかし、ジャーナリストである有田芳生氏がこんな単純な言葉を間違うとは思えません。
何か深い意味があるはずです。
イソギンチャクで検索をすると、渥美マリという女優の主演作品『いそぎんちゃく』(1969年)、『続・いそぎんちゃく』(1970年)、『夜のいそぎんちゃく』(1970年)という映画を見つけました。
これは大映の映画で、渥美マリの魅力が踊る軟体動物シリーズ(全6作)と書かれています。当時の大ヒット映画らしいです。
ストーリーは、一言で言うと「肉体を武器に男を利用してたくましく生きてゆく女のサクセス・ストーリー」だそうです。
映画『いそぎんちゃく』は、肉体を武器に男を利用するセクシーすぎる女の物語なのです。
1952年生まれの有田芳生青年は、18歳頃にこの当時の大ヒット映画をご覧になったことでしょう。
いそぎんちゃく。
とは、肉体を武器に男を利用したセクシーすぎる女、のことらしいです。
とすると「イソギンチャク取材者」とは、肉体を武器に男を利用する取材者という意味にもなります。
有田芳生氏には、きっと、当時の映画『いそぎんちゃく』の強烈な印象が残っているのかもしれません。
でも、
この事件で「いそぎんちゃく」を連想するのは、不謹慎ではないかと思うのは、私だけでしょうか?
肉体を武器に男を利用した女、って、誰のことを連想しているんでしょう?
https://twitter.com/jijizo39/status/872982145345609728
言葉を吟味して発しているらしい有田芳生氏
「政治家たちの言葉はなぜにこうも雑で、また無頓着なのだろうか。」という毎日新聞の記事をツイート。
政治家(だけでなく表現者)は、発する言葉を吟味するという当たり前のことを噛みしめるべきだと、おっしゃられています。
デーブ・スペクターの提案を政治家(だけでなく表現者)は噛みしめることです。発する言葉を吟味するという当たり前のことです。不破哲三さんの意見も経験者としての実感から、いまの政治劣化を指摘しています。いい特集です。 https://t.co/Y2b5ID2OzL
— 有田芳生 (@aritayoshifu) June 8, 2017
論点:乱れる政治の言葉 https://t.co/5CGQhpbh9F
— 毎日新聞 (@mainichi) June 8, 2017